3月18日の夢(エスカレーター逆走)

 仕事の途中、銀座で手土産を探しになじみの店へ行く。ついでに食事もしたい。その店はあるビルの2階にあり、まだ開店前だ。入り口に和服姿の女主人と女性店員が何人も出て、大わらわで開店の準備をしている。食事はできないまでも、手土産の菓子箱は買えると思ったのに、無理なようだ。
 別のビルに行く。エスカレーターが止まっているので、階段のかわりにそれを登る。と、突然エスカレーターが動き出した。しかも下りの方向へ動き出したので、ぼくはそれに逆らって上昇しなければならない。ぼくの後から登ってくる人もいるので、必死で登り、ようやく2階に到達。次の階に登るエスカレーターはすごい高速で動いている。またもや必死の思いで飛び乗る。そんなに苦労したのに、このビルにはお菓子屋もレストランもない。
 しかたなく銀座通りを歩く。ふと素敵なコーラスが聞こえるので、上を見上げると、大画面の中で年老いたボニー・ジャックスがあいかわらずいい声で歌っているのだ。しかし、メンバーは3人しかいない。そうだ。一人死んでしまったのだ、と悲しくなる。
 トイレに入る。下がオレンジ色の液体で水たまりになっている。これは尿かもしれないが、構わずスリッパでそこに立ち、前方に広がる広大な土間のような場所に用を足す。ぼくの尿もオレンジ色だ。どうやらミカンジュースを飲み過ぎたらしい。左側に後輩の男子がいて、「すごい! 先輩の飛距離が誰よりも一番ですよ」とほめてくれた。

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3月17日の夢(熊野から成城へ行く電車)

 熊野のあたりの山中で仕事を終え、駅で電車に飛び乗る。車内は空いていて、座ることができた。やれやれと思うが、車窓から見る外の景色に違和感がある。どうも反対方向へ行く電車に乗ってしまったようだ。次の駅で女性の乗客が降りるのに続いて、「すみません」と言いながら、既に閉じかけたドアをこじあけて降りる。ホームの反対側に停車していた電車に乗る。走り出して再びやれやれと思うが、なんと窓の外をすれ違った電車は「成城学園前行」と表示してあるではないか。あれに乗れば、ぼくの自宅のそばまで直行で帰れるのだ。慌てて次の駅で降り、その電車に乗り換える。ところが電車は延々と各地を経由して、いつ東京へ帰れるか分からない。しかも、変なところで降ろされてしまった。道が二股に分かれていて、片方は「京都へ徒歩1分」、もう一方は「大阪へ30分」という表示板がある。さて、ぼくはどちらへ行けばよいだろうか。

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3月16日の夢(黄色いお弁当)

 黄色いお弁当というのが有名らしい。そのお弁当についてぜひ知りたいと思う。知人の女性が沢山そのお弁当を買ったというので、一つ分けてほしいが、全部自分で食べるのだという。
 それなら、黄色いお弁当を作った業者から話を聞こうと思う。それはそのお弁当のために死んだ女性にまつわる怖い話だ。黄色いお弁当を買った女性に、いっしょに聞きに行こうと誘うが、彼女は恐怖のためにパニックになり、お弁当をみんな火にくべてしまう。驚いたぼくは慌ててお弁当を火の中から拾い上げる。幸い、お弁当に火はまだ燃え移っていなかった。

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二段重ね弁当風呂

 二段重ね弁当を食べようとしている。このお弁当箱はお風呂にもなるのが特長だが、ぼくには小さすぎて入れない。
 
 会社をいったん退職し、契約社員になった。そろそろ退社時間なので、自分のデスクの片づけをしようと思うが、ぼくのデスクの周りに若い社員のチームが腰を下ろし、これから打ち合わせをしようとしている。広告プロダクションではよくあることだ。ほかの空いているデスクにとりあえず座ろうと思う。詩人のA氏が隣の部屋から「一色さん、ちょっとちょっと。リンクのページはhtmlを手書きしているの?」と声をかけてくる。「あそこは以前からある古いページなので、手書きなんですよ」と答える。
 同僚のOさんのデスクを探して部屋の端の方へ行くと、そこにはIくんが座っている。ぼくは彼に「Oさんの小物箱はどこ? ハンコを探しているんだ」と尋ねる。彼もいっしょに探してくれるが見つからない。
 これでは仕事にならないから、もう退社しようと、タイムカードを押し、カードを所定の場所に戻す。今日からぼくは契約社員なので、タイムカードケースの一番下が所定の位置だ。そこにはもう一枚、カードがある。この会社にはもう1人、契約社員の女性がいるらしい。

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3月11日の夢(靴がない)

 会社が引っ越した。ぼくは引っ越しには立ち会えなかったが、当然新しいデスクが用意されているだろうと思って出社した。同僚たちはフロアの真ん中に長方形にデスクを集めて仕事をしている。その周囲をうろうろするが、ぼくのデスクはない。ぼくの荷物も段ボールに詰めたままで、開けてさえない。
 女友達と昼休みに会う約束だったが、外出しようとすると玄関に靴がない。誰かに盗まれたらしい。探している間に、約束の時間を過ぎてしまった。
 夕方、退社しようとすると、管理職が「残業する人は場所を移して、みんなでまとまってしなさい」と大声で呼びかけている。今までは自由な場所でのんびり仕事できたのに、これからは管理体制を強化するらしい。それなら残業する気などさらさらない。こんな会社にいるつもりもない。ぼくは一人で残業していた個室に、仕事の材料をばらまいたまま退出しようとするが、それでは次にこの部屋を使う人に失礼だろう。思い直して、申し訳程度にちらばった書類を拾い集め、床に置く。そして、管理職に見つからないよう、裏口からスリッパで出て、裏道を通って帰宅しようとする。

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3月10日の夢(自家用クジラ船)

 ぼくの会社のU社長は150万円もする自家用のクジラ船に乗っている。犬橇のようにクジラが曳いて動かす船である。豪勢だなあ。「しょうがないよな。社長だもんな」と、ぼくはみんなに言う。
 ぼくは学生で、長方形のテーブルの端に座っている。周りには日本語を学ぶベトナム人の留学生四人がテーブルについている。次の授業では生徒の一人がデザインした教科書が使われる。「あの教科は何でしたっけ?」と女子留学生の一人が言う。ぼくは「しまった。その教科書を忘れてきてしまった」と思う。次の時間はクレタ島文化の授業だ。

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3月4日の夢(生きていた幼友達)

 子供の頃、ぼくの幼馴染だった大好きな少女が、白バイの先導付きの救急車で運ばれていった。それきり少女は帰ってこず、ぼくは彼女はそのまま死んでしまったものと信じていた。
 だが、おとなになってある建物で階段を降りていると、下から登ってくる二人連れの女性とすれ違った。その一人が口にしたある言葉で、ぼくは電流が走ったようなショックを受けた。それは彼女とぼくだけが知っているはずの、秘密の言葉だったからだ。彼女は生きていて、ちゃんと成熟した女性になっていたのだ。彼女もぼくに気づき、ぼくらは涙にくれて抱き合う。
 公園を歩いていると、今まで平地だったところが、ものすごい断崖になっている。ぼくはそこを降りて、向こう側へ行かなければならない。崖を石や根につかまってそろそろと降りるぼくを、お巡りさんやガードマンが総出で、手助けしてくれる。おんげで、ぼくは無事に向こう側の地上へ降り立つことができた。ほっとして、なにげない顔で歩き出すが、さっきまで拡声器を使ってみんなが大騒ぎでぼくを支援してくれていたので、人々の注目が自分に集まっているようで、なんだか恥ずかしい。

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3月3日の夢(37枚目)

 同僚のOさんの家で、ぼくとS氏とOさんの三人で仕事をしている。もう夜の11時頃だ。ぼくのまとめている資料は39枚ある。その後ろから2枚目、つまり37枚目の上にぼくは肘をついてS氏と話をしているが、知らないうちにそのページだけどこかへ消えてしまった。慌てて探し回るが、どこにもない。ぼくは「もうあきらめて、明日書き直しますよ」と言って、帰り支度を始める。だが、書き間違いだと思って捨てたページが、どうもその37枚目らしいと気づく。

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3月2日の夢(エジプトにて)

 エジプトに修学旅行か何かで滞在している。急にホテルの外で食事をすることになり、その前にトイレへ駈け込む。床に散らばっていた籐のスリッパをつっかけるが、右のスリッパはかなりくたびれた感じだ。外出前だからさぞかしトイレは混んでいると予想したが、意外にがらがらである。ただ、風が強いため、隣の人のおしっこがぼくにかかりそうだ。
 トイレへ行ったために、ぼくひとりだけ遅れてしまう。そこはナイル川の岸辺だが、両側も足元もコンクリートで固められていて、全く川は見えない。その両側に生徒たちがじっと立っている中を、ぼく一人だけがどんどん前進していく。途中に妻が腰を下ろしているので、思わず声をかけるが、返事がない。見ると、両手の指に緑のネイルをしている。妻にそっくりだが、別人かもしれない。ぼくは先へ行こうと急ぐが、どうも何かの儀式のために、みんなはじっと立っているらしい。動いてはいけないのかもしれないと、ぼくも立ち止まる。

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2月24日の夢(青年詩人と空を飛ぶ)

 若い男性詩人の詩の朗読を聴いている。いつのまにかぼくは彼に抱えられるようにして空を飛んでいる。街の家々の屋根をかすめて、ぼくらはどこまでも飛んでいく。1軒の家の煙突のようなところから針金のようなものが伸びてきて、こちらへと直角に折れ曲がる。まるでぼくらの飛行を邪魔するかのようだ。ぼくらは「あれは何だろうね」とくすくす笑う。

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