6月7日の夢(布団で散髪)

 つぶれた床屋さんを買い取って、ボランティアの運営する床屋さんができた。二階の待合室では床に座って沢山のお客が待っている。最初に名まえを呼ばれたお客はボランティアに出資しているのをいいことに、あまりにも何度も髪を切りに来ると、ほかの客たちからブーイングされている。
 店の前にバス停があり、そこにも沢山のバス待ち客が並んでいる。バスに乗ろうとやってきた女性が長蛇の列に恐れをなし、自転車を借りて猛スピードで坂を下りていった。だが、向こうからバスがやってくるのが見えたので、気が変わったらしく、慌ててまた猛スピードで戻ってくるのが窓から見える。
 床屋さんではついにぼくの順番が来た。「一色さん、〇〇さん」と呼ばれる。「〇〇さん」というのは女性の名前で、おそらくぼくの女性的部分について独立した名前が与えられたものだろうと思う。ところが驚いたことに、本当にそういう名前の女性がいて、ぼくといっしょに三階へ上がった。そこには布団が敷かれていて、二人は隣同士の布団に寝かされる。一体、寝たお客の髪が切れるのか疑問だ。それに、どうしても隣の女性の方に体が近づきそうなので、注意しなくてはいけない。と思っているうちに、あっという間に散髪はすんだらしい。ぼくは頭がかなり禿ていて、髪がないのにうまく散髪できたのだろうか。壁に天井まで届く大きな鏡がはめこまれているので、全身を写そうとしたが、なぜかやめる。そして、待合室の客の頭を踏みつけそうになりながら、踏み越えて外に出る。

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6月6日の夢(DJ天皇)

 ぼくは放送局のディレクター。天皇に65分番組のディスクジョッキーをお願いする番組を企画した。天皇もこの企画のノリノリである。

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6月5日の夢(退職した会社訪問)

 退職した会社をリタイア後初めて訪ねた。ぼくがダメだと思っていたカメラマンを使ったピアノの広告が新聞の一面広告として採用されたらしい。青森の恐山近くの風景にアップライトピアノを置いて撮影したカットで、ぼくはそんなものが採用されるわけはないと、さんざんくさしたものだ。撮影したときは天気が悪かったらしく、全体に画面がぼーっとぼやけている。しかし、ぼくの意見とは反対にこの広告がクライアントに採用されたことに、ぼくは動揺する。
 オフィスの二階に上がるとスタッフは一新され、オフィスの中もすっかりモダンになっている。ぼくの後任の男性は就業時間が終わったあと、自席にチェロを持ちこんで現代音楽を超絶テクニックで演奏している。ほかのスタッフはその音量に迷惑そうだが、彼がぼくより存在感を出していることにさらに動揺する。
 あらゆることがぼくの考え方を否定した形でうまく回っているようだ。ぼくはいたたまれなくなって、自分のもう居場所のない元の職場を後にする。

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6月4日の夢(父殺し?)

 札幌に飛行機で出張し、イベントのオープニングに出席する。詩人のK氏とM氏が同行している。会場はビルの7階だ。一階のエレベーターホールにはその会場に行くらしい、沢山の詩人たちが待っている。だが三台あるエレベーターの内、彼らの前のエレベーターではなく、一番右端のぼくの前のドアが開いた。乗り込むと、ぼく以外はこのビルにあるオフィスの会社員らしい若い男性や事務服姿の女性である。
 7階に着き、ふと自分が黄色いスーツの上着を着ているものの、ズボンをはいていないことに気づく。これでは格好がつかない。もう一度エレベーターを降りて、ホテルの自室までズボンを取りに行く。
 自室を開けて、驚く。ぼくの父親が鮮血にまみれて死んでいたのだ。
 とにかく東京に戻ろうと、二人の同行者と共にタクシーで空港に向かう。海沿いの道路には大波が襲いかかってくる。運転手は「あれ、海面が下がってないな」と言う。さらに行くと、道路が波でえぐり取られ、これ以上進めなくなった。運転手は「ちょっと聞いてきます」と言って、降りた。ぼくはこのまま車が海に落ちるのではないかと恐怖にとらえられ、慌ててドアのロックを解除しようとする。だが、間違って別のボタンを押してしまい、何かがM氏に当たり、彼は「あいてっ」と悲鳴を上げる。ぼくは彼に謝罪し、ドアを開けて降りる。
 近くの家の中に避難し、なんとか落ち着くが、このままではにっちもさっちもいかない。ホテルに早く帰って、父親の死体発見を警察に通報しないと、ぼくが父親殺しの犯人としてつかまってしまうのではないかと、気が気でない。

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5月30日の夢(銀色の機械)

 会社から退社しようと外に出ると、いきなり女友達のYさんにタクシーに乗せられる。これから松坂屋ホールでお芝居の公演を2人で見るのだという。ちゃんと指定席券もある。終演まで見ていたら帰りが遅くなり、妻に怒られるなあと、ぼくは心配になる。途中で帰るかわりに、銀色に輝く四角柱のような機械をYさんにプレゼントすることにする。

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5月29日の夢(夢見るビル)

 ある地方都市で演劇公演の準備をしている。会場は地下で、そこへの降り口は狭く、ベルベットの布につかまり、斜めの穴を滑り降りるようにするしかない。スタッフたちは皆準備に熱中しているが、ぼく一人だけ何もすることがない。
 食事の時間になった。皆でテーブルを囲む。ぼくは最初壁際ではない列の一番右端に座るが、そこは本来の自分の席ではない。途中から奥の壁際の真ん中の席に移動する。しかし、その途中で食事中の女優の足を2度も踏んでしまい、慌てて謝る。
 その後、床に寝転がって休憩する。なんだか女っぽい男がぼくに手足をからみつかせるようにする。ぼくは気持ち悪いので、起き上がるが、男は「ねえ、ここにいて。ここにいて」と言って、ぼくに取りすがる。ぼくは男をはねのけ、「一人で勝手にやってろ」と怒る。
 外へ出るともう夕方だ。砂漠のような街に黄金色のビルが3つ並んで建っている。有名な新興宗教の教団本部と神殿だという。真ん中のビルだけが少し淡い色の黄金色だ。そのビルのドアから二体の巨大ロボットのようなものがギクシャクと外へ出てきて、周りを確認する。二体が戻ると、建物の窓はそれぞれ裏返るようにして、巨大なメカニズムにより閉じられる。そして窓は閉じられた人間の瞼のようになる。その窓に世界中のさまざまな風景が投影される。まるでビル自体が夢を見始めたみたいだ。

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5月28日の夢(出張)

 浜松のクライアントへ同僚と二人で出張する。相手先の役員二人と面会し、いっしょに映画を観に行くことになる。それも相手先の全社員がいっしょに観に行くのだという。みんなで映画館まで歩きながら、若々しい二人の喉元を見ると、二人ともクールビズである。
 そういえば会社から「明日は名古屋へ社長のかわりに出張して、スポーツ大会の取材をしてくるように」と言われていたのだ。どうも気が重い。しかも、その社長と連絡がつかず、具体的な取材計画が立てられない。
 その社長が幸いなことに、浜松に現れた。小学校の校庭のようなところでその話をすると、「とんでもない。明日の取材は難しいので、一色さんに行ってもらうのは無理ですよ」と、にこやかに言われる。やれやれとほっとするが、喜んでよいのか悲しんでいいのか、ちょっと複雑な気持ちだ。

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5月24日の夢(教科書は鯖)

 会社が終わり、トイレへ行く。民主党の前原らは女子トイレへずんずん入っていく。ぼくの前を行く男性は「あれっ?」という表情で男子トイレの前で立ち止まり、中を覗き込む。すると、男子トイレの中から女子社員が現れた。ところが自動ドアが開かず、彼女は外に出られない。電気が切れてしまったらしい。ぼくは少し引き返して、壁の下の方にあるスイッチを探る。すると、特に切り替えたわけでもないのに、すーっと自動ドアが開いた。
 そのとたん、トイレの周りは海になった。波打ち際の岩の上に、ぼくの教科書が沢山積み重ねられている。その一冊が波にさらわれて、海に落ちた。ぼくは海に飛び込み、教科書をつかまえて開くと、それは一匹のお魚である。またそれが海に落ちたので、拾い上げると魚は2つに裂けてしまった。よく見ると、それは大きな鯖である。

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5月21日の夢(金環食型の腸)

 自分のお腹から腸を取り外す。ぼくの腸は細いチューブで、両端がウロボロスのように結ばれて、真円の形をしている。どうせなら腸の掃除をしようと、両端を閉じている留め金を外す。どうやらぼくはお腹を壊していたらしく、茶色の液体が両端からあふれだす。やばい。ぼくの手や鞄にもかかってしまった。早く洗わなきゃと思っていたのだが、気づいたらすっかり忘れてしまっていたのだった。

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5月20日の夢(エンゼルトランペット)

 走るボックスカーの中。運転席の左側の一段高い場所に男性シンガーがいて、歌をうたっている。顔は見えない。その右側にプロンプター役の若い男性がいて、シンガーに歌詞を声に出して教えている。
 ぼくは後部座席にいて、窓の外を見上げている。コンクリート製の電柱のかなり高いところに、ぐるりと電柱を囲む形でエンゼルトランペットの花が咲いている。プロンプターの男に教えてあげようかと思うが、そのためにシンガーの歌が中断してしまってはまずい。エンゼルトランペットの花はぼくだけの記憶に焼き付ける。

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