5月13日の夢(タクシー)

 タクシーに乗り、運転中の運転手にインタビューするという取材をしている。最初は運転手がどんどん話してくれて、うまくいっていたが、やがて運転手は黙ってしまう。かわりに乗客だった人がハンドルを握り、今度はその人にマイクをつきつけて、ぼくは取材を再開する。だが、とうとうタクシーは止まってしまい、彼は車から降りる。再び乗ったものの、運転席で眠ってしまった。気がつくと、タクシーの車内はものすごく広い。学校の教室ぐらいの大きさだ。沢山の机と椅子があり、席で何人もの乗客たちが眠っている。その中の一人が詩人のN氏だった。N氏はぼくと目が合うとにっこり笑い、運転席に近づいてくる。

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5月11日の夢(北海道)

 北海道へピアノの先生の取材に行った。札幌からかなり離れた場所だ。終わって駅へ戻ろうとするが、道に迷ってなかなかたどりつけない。ようやく駅に着いたが、乗客たちが騒いでいる。事故で電車が運休しているという。日帰り出張のつもりだったが、もう夜だ。八時には東京に帰宅するつもりだったのに、これでは一泊せざるをえないなと思う。

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5月4日の夢(郵便局)

 郵便局の窓口の前で行列している。列が長いので、二列になっている。ぼくが一列目に並んでいると、二列目にはただひとりおばあさんが並んでいる。そのおばあさんの後ろに机がある。机の後ろに外国人が二人並んだ。すると、彼らが列の先頭のように見えてしまうので、おばあさんは机の後ろに行き、二人の前に並ぼうとする。

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5月2日の夢(漫画家の家)

 友人の漫画家Nさんの家へ行く。初めてなので、勝手が分からず、最初の部屋で迷ってしまう。壁の向こうからNさんや助っ人さんたちの話す声が聞こえている。
 やっと次の部屋へ行くと、大勢の来客がいて、多くは男性だ。まずNさんに挨拶に行こうとすると、男性の一人が「いや、今ゲームの最中だから、自然な感じで中に混じっていればいい。あとで挨拶すればいいよ」と言い、一枚のタオルを渡される。見ると、男性たちはみんな、タオルを折りたたんで床に敷き、それに乗ってソリのように床をすべっている。そうやって、ゴールに一番に着いた者が勝利者になるらしい。ぼくも一応そのゲームに参加しながら、物珍しげに部屋の中を眺める。部屋の左右の端に何台かベッドが並んでいる。きっとどちらかが助っ人さんたちの仮眠場所なのだろう。
 気がつくと、みんなゴールの部屋に入ってしまい、中から楽しげな笑い声が聞こえる。ぼくだけが一人、部屋の外に取り残されてしまった。

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5月1日の夢(ピンクの豚)

 ぼくは講演をこれからするところだ。一人の女性がぼくの前に講演をすることになっていて、ぼくらの話すテーマは二つのアイコンで表されている。一つはピンクの豚のアイコンで、もう一つは黒い豚のアイコンだ。ぼくはピンクの豚のアイコンの話が面白いと思ったのに、女性は黒い豚の方を選んで話し始めた。

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4月19日の夢(実験レポート)

 定時に退社しようとして思い出した。今日の夕方までにある実験レポートをクライアントに届ける約束をしていたのだ。
 慌てて席に戻る。ぼくが提出しなければならないレポートは、既にある雑誌に他社が発表したものと内容的にはほぼ同じものである。面倒くさいので、それをちょっと書き直して、引き写そうとする。だが、時間がない。まるごとコピーしてしまおうかと思う。
 手伝ってもらおうと、家から母を呼び出す。ちょうど社内では、有名な海外のチェリストがコンサートをしているところだ。だからといって遠慮していては、時間内に仕事が仕上げられない。皆が静粛に聴いている中、無理に母を社内に入れ、ぼくは空いているデスクに自分のパソコンをセットする。隣に母が座ろうとするが、そこはダメだ。同僚が既に座っているのだから。母には悪いが、立ちっぱなしでいてもらう。
 なんとかレポートを仕上げ、クライアントを訪ねる。彼はすっかりぼくを信用しているので、丁重にぼくを迎えてくれる。いいかげんな仕事ぶりに、申し訳なさでいっぱいになる。冊子にするため、クライアントが用意した他のページの原稿と突き合わせる。これは困った。他のページは全部手書きの文字で、しかも書式が全くぼくの原稿と違っている。

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4月17日の夢(デパート)

 デパートに行き、エレベーターから降りる。デスクと椅子が一体になった形のカートが沢山、あたりに乱雑に散らばっている。その一つに乗り、邪魔なカートをよけながらすいすいとフロアに進む。そこでカートを乗り捨て、歩き出す。広いフロアは邪魔なものが何もない。ここからカートに乗るべきだったな、と後悔する。反対側からカートに乗って男がやってきて、乗り捨てられたカートを邪魔にしているが、ぼくだけの責任ではないので、無視する。
 フロアの真ん中に大画面のモニターが立っている。その前でどこかの大学の学長が講演の準備をしている。テレビ放送されるらしい。係員が「この近くで聴く人がいるから」と、周りの通行人を規制している。生放送で一回中継したあと、録画で何度も再放送されるらしい。
 フロアの反対側に着いた。そこはきれいな古書売り場になっている。そこからエスカレーターでぼくは階下へ降りることにする。

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4月11日の夢(焼肉弁当)

 旅先で駅に着いた。荷物が多いので、カメラ用の三脚等は宅配便で送り、スーツケースだけ持っていくことにする。駅でとりあえずお弁当を食べようとすると、二人の男性職員がにやにやしながら近寄ってきて、ぼくの焼肉弁当を開け、中身を点検しようとする。

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4月7日の夢(命綱)

 テレビ番組の収録をしている。懐かしい音楽や映像を見て、思い出したことを出演者が語り合う番組。ぼくも出演者の一人だ。だが、ぼく以外の出演者は少しも思い出を語ろうとしない。沈黙が続いて、これでは放送事故になると思う。若いディレクターもスタジオの外へ出て行ってしまい、窓の外から「てめえら、早く思い出せ!」と汚い言葉を投げつける。
 改めて窓から外の風景を見る。水と陸地の連なりが山水画のようで、実に風光明媚だ。これは昨日の夢に出てきた景色を上から眺めているのだと思う。とても日本とは思えない風景だ。
 収録が終わり、出演者の一人の少女をタクシーで送っていく。タクシーは右にカーブしたところで停止し、あとから来た車を先に通そうとする。しかし、後続の車の殆どはこちらには曲がらず、直進して行ってしまう。最後の車だけが右折して、ぼくらの車を追い抜いて行く。少女はぼくの靴に白い紐を結び、それを自分の体に結びつけて言う。「いよいよこれが最後の命綱よ」。

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4月6日の夢(会社の同窓会)

 ぼくが以前勤めていた草思社の同窓会が東京の東の方で開かれている。何人もの男女が集まってテーブルを囲んでいるが、なぜかぼくの知らない人たちばかりだ。ぼくは首に白いタオルのようなものを巻いてビールを飲んでいる。しきりに「現代詩手帖」という言葉が聞こえる。変だな。みんな現代詩なんか読んでいるのだろうか、と不審に思う。
 途中で飲み会を抜け、ビルの他のフロアに行ってみる。各階が特徴のある書店になっている。子供たちの遊び場付きの児童書売り場もある。
 飲み会に戻ると、夜の闇の中から初めて知り合いが顔を出す。若い頃にいっしょに仕事をしたカメラマンのT氏だ。まだ若々しい。ぼくが「一色です。覚えてますか」と挨拶すると、「もちろん覚えているよ。元気?」と言ってくれる。
 飲み会は夜明け頃に散会となった。朝の光の中で見回すと、そこは複雑に入り組んだ水辺である。東京にこんな場所があっただろうか。地面に大きな白いタオルが落ちている。ぼくの首のタオルかと思って、はっとするが、首には小さなタオルがちゃんと巻かれている。みんな、ぼくだけを置いて、二次会へ行ってしまったらしい。駅はどこにあるのだろう? 家へ帰れるだろうか……

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