10月15日の夢(洪水)

 洪水に襲われ、一軒家の我が家の庭先にも水が来た。水辺には一面に沢山の水鳥がいる。女性が鳥たちに餌をやろうと近寄っていく。いや、それは餌ではなく、毒だった。すると、鳥たちは沢山の猫たちに変わってしまう。そして、猫たちは女性の毒を食べることをしない。
 会社で夜中にトイレに行こうとする。だが、放尿を始めたのは便器ではなく、籐で編んだ大きな籠だった。そういうぼくを総務のおじさんが首を伸ばして、じっと見ている。まずい。慌てておしっこをやめ、今度は社長室に入ってドアを閉める。ここならおしっこをしていいだろう。いや、いいわけがない。ぼくはドアを開けて、再びトイレを探しにいく。

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10月14日の夢(インタビュー)

 ピアニストのS氏の公開レッスンに同行して北海道へ出張取材する。インタビューの場所は白いシーツの寝乱れた、布団が一面に敷かれた旅館の和室。S氏は質問に丁寧に答えてくれるが、ぼくはなぜか三つ質問をしただけで「ありがとうございました」と言い、インタビューを打ち切ってしまう。謝礼の一万円の入った封筒を慌てて探す。それはぼくの鞄の中でくしゃくしゃになっていた。しかたなくそれを差し出すと、S氏は「いつも現金でくれるように言ってあるのに、おまえの会社で現金は一度も見たことがない」と冷たい顔で言い放つ。ぼくは「すみません」と言って、頭を下げる。

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10月12日の夢(ツイッター)

 ツイッターへ詩について投稿する。すると、見知らぬ男性詩人から「ああいうものを擁護するなら、私はついていけない」というレスがあり、ショックを受ける。

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10月11日の夢(トイレ・エレベーター)

 ホテルのトイレの個室に入り、用を足し始める。すると、個室はそのままエレベーターになっていて、そのままするすると一階ロビーの真ん中に降りてしまった。ぼくは便器にまたがった恥ずかしい姿のままだ。周囲を従業員たちが見て見ぬふりをしながら行ったり来たりする。用を足し終えたところに著名な女性詩人たちがどやどやとやってきて、便器にまたがったぼくに話しかける。話しながらトイレットペーパーでお尻を拭くと、軟便が掌からあふれるほどに盛り上がっている。彼女たちの着ているきれいな和服に、その便がついてしまう。
 またトイレに入る。広い男性用トイレだが、床は尿で汚れていて、足の踏み場もない。あちこちきれいな場所を探して、一番奥まで行く。便器は一切なく、壁際にマークがついているだけだ。それを目標に放尿しろということらしい。用を足し始めると、すぐにぼくの横に男子学生がやってきて、ぼくにセールスの勧誘を始める。

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10月10日の夢(大学で)

 大学で講義を受けている。ぼくは教室の後ろの方で、机を逆向きにして、教授に背を向けて座っていたが、休憩の後で机を元に戻し、前を向いて座りなおす。

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10月8日の夢(長い坂)

 六本木の坂道を登っている。目を上げると、急な長い坂が続いている。果てしなくまっすぐに続く、赤い色をした坂道だ。ようやく坂の上に着いたが、誰かの郵便物を坂の下から持ってきてしまってきたことに気づく。返しに行かなければならないが、その前にまずは食事をしよう。上品なおかみのいる割烹屋を覗く。どこにもメニューが掲示してない。ようやく見つけたお品書きには「昼定食 三千円」とある。とてもそんな贅沢はできないので、また長い下り坂を引き返す。泥が泡状に噴き出して固まったようなぼこぼこした急坂だ。降りる途中で、手にしていたお弁当を落としてしまう。色のついたご飯が地面に零れ落ちたが、もったいないので拾って食べる。ぼくのかたわらで女子高生たちもお弁当を食べている。

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10月7日の夢(黒いコートと茶色のコート)

 ピアニストのSさんの邸宅にいる。邸宅は左右二つの棟に分かれている。右の棟にいたぼくは小さな庭に降り、そこから左の棟を通って、玄関から帰ろうとする。だが、玄関にぼくの靴がない。騒いでいるうち、右の棟に自分で忘れてきたことに気づく。それを取ってきて、再び玄関に戻ると、Sさんの令嬢たちがおめかしをして、どこかへ出かけようとしている。ぼくは礼儀正しく「それでは皆さん、失礼します」と頭を下げるが、令嬢たちは無言でぼくを見つめるばかり。ぼくは何か礼に反することをしたのだろうか。
 東京駅に新幹線で戻ってきた。駅ナカにITという英語学校が開校していて、その従業員の女性たちがしきりに受講を勧める。振り切って先へ進むと、別の英語学校の女性たちがまたぼくを勧誘する。なぜか、ぼくはその英語学校にとどまり、帰ろうとしない。壁の時計が十時半を示している。
 駅のホームに、ぼくは黒いコートと茶色のコート二着を手に持って、立っている。黒いコートが雨で濡れた地面につくので、何度か抱え直すが、そのたびに逆に黒いコートはますます地面について、汚れてしまう。中年の婦人が「あんたは新人だからね」と、そういうぼくをなじる。ぼくはきっとして、「新人だから悪いんですか? じゃあ、阿部首相もですか?」と言い返す。

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10月3日の夢(浜松出張)

 クライアントに原稿を見せるため、浜松に出張することにする。原稿を包装し、スーツに着替える。パンツを持参するのを忘れたため、素肌の上にスーツのズボンをはく。
 新幹線に乗ってから、ポケットを探ると、ぼく個人名義の名刺はあったが、会社の肩書のついた名刺を忘れてきたことに気づく。浜松に着いて、古い寺院のような形をした私設の博物館を、他の団体に混じって見学する。しかし、名刺がなくてはクライアントに挨拶もできないから、出張は中止することにし、駅へ戻るためタクシーに乗る。原稿は東京から郵送することにしよう。

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10月2日の夢(四角くない写真)

 まだ小さな子供である息子が、D社のT専務からカレンダーの大きさのカラー写真のプリントを何枚も預かり、くるくると円筒状に丸めている。それらはカレンダーから破り取った印刷物のように見えるが、一番下にある二、三枚は専務が写真展のために引き伸ばした生写真である。緑色を基調としたそれらが生写真であることに気づかない息子に、ぼくはそのことを指摘する。息子は「ああ、そうか」と言って、びっくりする。生写真に罅や汚れがついてしまったのではないかと心配だ。その写真は四角形ではなく、アメーバーのような不定形をしている。

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10月1日の夢(派手な服)

 ぼくはとても忙しい。どうやら転職したためらしく、服を着替える暇もない。夕方になって、黒と白のストライプの派手な上着を脱ぎ、二階にあったハンガーをこっそり借りて、その上着を掛け、一階の自分の部屋へ持って行く。この上着に合わせるなら、もっと派手なシャツが要るなと思う。

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