11月22日の夢(アメリカの担任教師)

 ぼくはアメリカの高校教師で、山深い村の学校で学級担任を務めている。クラスの女生徒の母親が癌にかかった。そのことでぼくは食事も喉を通らないくらいの悲しみに襲われる。ぼくは彼女と駅で待ち合わせるが、約束の列車の発車ベルが鳴っているのに、彼女は現れない。発車ベルの鳴り終わる寸前、ぼくは列車のドアをこじあけるようにして、車内に滑り込む。

 列車には一等車と二等車が連結されており、ここは一等車だ。車内は木製の壁に囲まれており、窓のない貨車のようである。座席すらなく、乗客は床に足を投げ出して座っている。乗客のほとんどは村人たちなので、ぼくは先日学校で行われた合唱コンクールの結果を報告する。すなわち、入賞者4組のうち、3組はグループでの出場であったが、1組は一人だけでの出場であったこと。だが、この一人を含め、全員がパソコンを活用して合唱をしていたこと。そして最後に、「皆さんもご存じと思いますが、このコンクールを利用して、一人の女生徒が失踪した」ことを涙ながらに皆に告げる。

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