8月20日の夢(大洪水)

 ぼくはホテルに事務職員として勤めている。1階のオフィスから2階に上がり、女性社長にホテルの案内リーフレットのラフを見せに行く。終わって、原稿を点検してみると、使用する予定の写真がない。失くしてしまったらしい。おまけにホテルは改装中で、一階と二階の間の床にコンクリートが流し込まれたばかりだ。ヘルメットをかぶった男性作業員たちに、ぼくは足止めされてしまう。二階には女性事務員もいたが、ぼくらはここから一晩降りることができなくなってしまった。
 翌朝、降りようとして、驚く。大洪水で一階が浸水し、二階も床上まで水が来ている。それでも郵便配達は郵便を届けに来るし、予約客も一人もキャンセルすることなく、来館してくれた。今のところ、お客の全員を個室に案内できるという。
 従業員は昨日から徹夜になっていたが、暗くなってようやく解散命令が出た。ぼくも帰宅しようとするが、流されてしまったらしく、靴がない。靴下のまま真っ暗な泥水の中にそろそろと踏み出してみるが、とても進めそうにない。あきらめてホテルに引き返し、妻に携帯でSOSをする。

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