1月20日の夢(読書ノート)

 ノートに手書きのフリーハンドで縦の罫線を何本か引き、読書ノートを作っている。見た目は家計簿だ。読んだ本の特長を著者の言葉を使って、一番左の一番広い欄に書き込み、右のいくつかの狭い欄に、それについての補足的なデータを書き込んでいく。今書いているのは吉本隆明か吉増剛造か、そのどちらかについてだ。もう眠いのだけれど、作業が面白いので夢中になっていると、妻に「これがすんだら寝るとあなたが言っていたから、私も寝ようと思っていたのよ。それなのに、寝ないのはずるい」と言われる。しかたなく、中止して寝ようと、隣の部屋に移る。
 隣の部屋には出窓があり、二人のおばさんが片付けのようなことをしている。ぼくはその出窓に、また新しいノートを開き、ボールペンで罫線を引き始める。この引き方で正しいのかどうか、またおばさんに片づけられてしまうのではないか、どちらも心配だ。おばさんたちが二人で話している様子では、どうやらもう帰るようだ。それなら心配要らないだろう。

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