11月12日の夢(失恋の染み)

 会社の台所を覗くと、女性社員が洗い物をしている。彼女の体に触れたい、と思う。すると、ぼくの視線に気づいたのか、彼女が振り返り、「このタオル、女の力ではしぼれないの。男の人の力でしぼってくれませんか」と言う。承知してタオルを受け取る。タオルには真っ黒な染みがついている。それはぼくが若き日に大失恋したTの思い出だと直感する。思い切り絞ると、水が飛び散って、台所の棚のあちこちがびしょ濡れになる。

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