11月21日の夢(取材)

 取材のため、電車で中野に行く。取材相手の女性に、どうしても今日中に取材してほしいと言われたのだが、もう夜の十時だ。それでもすぐ帰れば、十時半には帰宅できるだろう。
 駅を降り、雨の交差点で地図を見る。だが、取材先の相手の住所はおろか、名前さえよく読み取れない。空車のタクシーが何度も通りかかり、そんなぼくを見て、一台はわざわざ停車までしてくれたが、ぼくは乗る決心がつかない。でも、これでは取材が十時半に終わったとしても、帰宅できるのはもっと遅くなってしまう。ようやく心を決めて、タクシーに手を上げようとするが、もう通りかかるのは客を乗せたタクシーばかりだ。

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