5月14日の夢(二つの菓子折)

 取材先を2軒訪ねるので、菓子折を二つ用意して持っていく。うっかりして、最初の取材先で二つとも重ねて出してしまい、慌てて下の方を引っ込める。下の菓子折は上等なカステラだ。いつのまにかその菓子折の紐を解いてしまったらしく、これでは蓋が開いてしまう。何か紐のかわりになるものを探す。そこはいつのまにか駅のロビーのようながらんとした空間になっていて、はるか向こうの壁際に、誰かが捨てたズボンのベルトが、隠すように捨ててある。まさかあれを紐のかわりにするのはまずいと思う。
 そこは駅の待合室なのか、ぼくはベンチに腰掛けている。そこへまだオムツがとれないような女の子を抱いた男がやってきて、ぼくの会社が従業員が増えた分、作業場が過密になり、ミスが出て、迷惑を受けたという。そのことについて、会社側の責任を証言するよう、ぼくに迫る。ぼくは会社側につくべきか、男の側につくべきかと迷う。

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