7月24日の夢(映画の主役をあきらめる)

 「指輪物語」級の名作ファンタジーの映画化に参加し、ぼくもその映画に出演している。物語の舞台は大河を航行する大きな船で、川の上で物語が進行していくのだ。ぼくは手に何枚かのカードを持っている。その中には原作者からの招待状がある。その手紙を持っていれば、ぼくはこの物語で主人公を演じることができるのだ。ぼくはそのことに大きな喜びを感じる。しかし、もう一度その手紙を見ようと、手の中のカードを何度も改めてみるが、どうしても見つからない。それに今日の3時からは東京で別の仕事の約束があった。それをすっぽかすわけにはいかないだろう。今から東京に戻ればなんとか3時に東京に戻れるはずだ。ぼくは後ろ髪を引かれる思いで、撮影現場を離れる。

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