笹舟にのせて

笹舟にのせて
終焉に出来ない恋を笹舟に 乗せて果て往け 彼方まで
流れゆく この魂とこの身体 たどり着けない 貴女の海に
未練という 文字 短冊に書き写し 笹の葉ゆれて 私もゆれて
死にたいと想うくらい 焦がれても 漕げないオールを掴んだままで
雨粒が 脳裏を濡らす暗闇に 昔の君が 零れ溢れて
会いたくて 僕だけずっと会いたくて 君は離れた 悲しい距離に
悲しみを 笹舟に乗せ 流しても 流してみても 沈んで崩れ

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