月別アーカイブ: 2011年2月

青空から涙 青空を折りたたむような 終い事に追われ 広げた風呂敷も 今となっては … 続きを読む →

徒花 恋しきは　春咲く花ぞ　桜草　我は徒花　捨て置きたまえ

未完成の・・・ 私は身体に 金色の蛇を飼っています 嫉妬の流動体が 這いずり回る … 続きを読む →

リリー お互いに惹かれ合う レース糸でも こんなにも まばらなモノたちだらけで … 続きを読む →

月華の祈り まだ 薄紅の蕾のまま あなたの指先の呪文に濡らされて 開いてみたい … 続きを読む →

生 人は泣いて生まれてきたのです この世の光 未来と夢の翼を 信じて 人は泣いて … 続きを読む →

少年 新聞紙とは 正反対の方向に 飛び出したがる 明日の犯罪者 遠い国で 死んで … 続きを読む →

恋人の種 空に手が届くくらいに 馬鹿みたいに幸せ 海の底で人形姫に プロポーズさ … 続きを読む →

爪紅 思い出を欺いた朱印は 冷たい指先を恋しがって 月明かりの夜に 主のいない部 … 続きを読む →

赤い部屋 微睡むことさえ赦されない 赤い電灯の下で 君の舌を引きづりだし 僕は口 … 続きを読む →