10月2日の夢(島めぐりの連絡船)

 島がたくさん浮かんでいる海の、島から島へと各駅停車のように巡る船に乗っている。それぞれの島での停船時間はとても短い。しかも初めて乗る路線なので、駅名がよく分からない。ある島の駅名表示を見て、「あれっ、ぼくの降りる島はここだったのではないか?」と思う。だが、その瞬間に船は出発してしまう。しかたなくぼくは終点の島まで行き、改札口の駅員に帰りの船の時間を尋ねる。すると、幸いなことにすぐ帰りの路線の船が出るという。それに乗れば、今度こそ目的の島に着くことができるだろう。

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9月27日の夢(襤褸の服)

 会社で安価な服を斡旋してくれたので、とてもいい買い物をしたと思い、早速それを着て仕事をする。ところが夕方、なんだかすうすうする。安い服は見かけこそちゃんとしていたのに、一日もたずにあちこちが破れ、お尻やお腹、肩などが露出してしまっているのだ。慌てて、残っている部分を首のあたりで結んで、これ以上肌が露出しないようにする。そして、同僚や社長に気がつかれないよう、挨拶もしないで退社する。社長はD社の女性社長。二人の同僚は編集委員のNとOだ。同僚は二人で話に夢中だし、社長は右隣りの店舗へ行って、娘二人とはしゃいでいる。ぼくらの会社も道路に面した店舗で、床にはオートバイの部品のようなものが足の踏み場もなく散らばっている。
 外に出て、右に折れる。その道は昔、ぼくが名古屋の東海高校に通っていた頃の通学路である。地下鉄に乗ると、襤褸服に身を包んだぼくは怪しまれるだろう。この道をまっすぐ行けば、バスの走る桜通りに出るはずだ。でも、バスで吊革につかまれば、目の前の座席の客に浮浪者と思われるかもしれない。いっそ、タクシーを拾って帰る方がいいだろうか。

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9月17日の夢(ブレーキ)

 住宅街に路駐した車に一人で乗っていると、車が勝手に動き出した。慌ててブレーキを引こうとする。ブレーキは足元ではなく、ハンドルの脇にあり、浅いお椀のような形をしている。道路の反対側の民家の前の電柱に衝突する寸前で、車はぎりぎり停止した。

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9月16日の夢(針の衣)

 京都の街で舗道に三人の男たちと野宿した。朝、起きてみると、これから海外旅行に行くのに、ぼくの着ていた服がなく、下着姿である。盗まれたのだ。代わりに木の皮で作ったスーツの上下がある。しかたなく身につけようとすると、服には無数の縫い針が刺さっている。束にして抜くが、抜いても抜いても針だらけだ。それを捨てた足元も針山のようになる。
 海外へ行くため、仲間がタクシーを呼び止める。だが、そのタクシーの運転手は以前からそばにいた別のタクシーに乗るようにと勧める。乗り込んだタクシーは白い長方形を三つ縦につないだ形で、その上に腹ばいになって乗るのだ。こんな姿勢で海外まで飛ばされたら、振り落とされないだろうか。だが、幸い、ぼくは運転手の隣の助手席に座らせてもらうことができた。慌てて出て来たので、荷物が揃っているかどうか不安だ。パスポートや保険証はあるだろうか? ぼくは真っ白な立方体の箱の蓋を開けて、中を覗き込む。

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9月5日の夢(鮎ぱー)

 ぼくは二人の女性と三人で共同生活をしている。ぼくは脚立に登って、天井のフックに洗濯ハンガーをかける。何かの拍子にハンガーは墜落しそうになるが、予期していたのでさっと受け止めて事なきを得る。
 三人でじゃんけんをして炊事当番を決めることになる。ぼくと向き合って、右に年下、左に年上の女性がいる。ぼくが「じゃんげんぽん!」と発声し、みんなで一斉に手を突き出すと全員が「ばー」だ。引き分けだと思ったが、年上の女性が「あたしの勝ちだ」と言う。「あたしは手のひらを細かく揺らしていたから、これは鮎の泳ぎを示す鮎ぱー。だから、あたしの勝ちで、あたしが炊事当番をする」。ぼくはそんなインチキを彼女が言って、自分が負けたことに悲しくて涙がこみあげてくるが、「でも炊事当番をしてくれるのだから、まあいいか」と思う。

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9月3日の夢(後ろ向きに走るトラック)

 駅に向かって歩いている。駅はレンガ造りで、アーチ形の入り口がある。その入り口は木製のドアですっかりふさがれている。そこへスリムな男性の運転する軽トラがバックしてきて、車体の後ろがドアに衝突する。ぼくはその車に轢かれないよう、慌てて駅に入る。すると、軽トラもいつのまにか駅の構内に入ってきて、駅の柱を巧みに避けてバックしながら、ぼくから遠ざかっていく。

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9月2日の夢(旅立ち)

 ぼくは取材に行かなくてはいけないのだが、頭が痛くて気分が悪い。一回目の取材には早稲田の詩のサークルの後輩で、後に弁護士になったYくんが電車で同行してくれた。二回目の取材には女友達が付き添ってくれた。
 そして三回目。もう気分は悪くない。ぼくは女友達と旅立とうとして、駅員と向かい合っている。左手カウンター奥に駅員たちの事務室がある。ぼくのいる場所には二つの小さなテーブルがあり、照明の関係で一つは明るく、一つは暗い。ぼくは迷った末、暗い方のテーブルに着席する。そこにはぼくのではないリュックが置かれていて、中には書類が詰まっている。ぼくは駅員に提出するために書類を書く用紙がないかと探す。しかし、リュックから出てくるのは透かしの入った和紙やデザインされた紙ばかりで、ぼくが書類を書く白紙の紙はない。ぼくは駅員に「センスが悪いのばかりだ」と言う。
 女友達が待っているはずの待合室に行くと、彼女の「トイレに行くので荷物を見ていてくださいね」という声が聞こえる。部屋には手前と奥に四角いテーブルがあり、それぞれの両側にベンチがある。どちらもテーブルの上は鞄などの荷物でいっぱい。手前のテーブルには学生たちが座っている。
 二つのテーブルの荷物のうち、どちらかがぼくたちの旅立ちの荷物のはずだ。だが、どちらがそうだろうか? ぼくは分からないままに奥のテーブルの上の荷物を開けようとする。

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8月27日の夢(父に会う)

 ぼくはターンブルという人が描いた絵を見ている。それは映像のための下絵で、水の流れを青い布で表現し、花の赤、白、黄の系統が遺伝的にどう展開していくかを図解したものだ。ターンブル氏を空港に送っていく途中、道路にぼくの父親がぼーっとした表情で立っているのに気づく。あたりは薄暗い。朝なのか、あるいは夕方なのかもしれない。ぼくが「お父ちゃん?!」と半信半疑で呼びかけると、父はぼくに返事をしてくれる。

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8月23日の夢(パリで帽子を失くす)

 雑誌の特集号の取材も兼ねて、みんなでフランスへ行く。空港からパリへ行く途中で、ぼくと妻は一行とはぐれてしまった。しかたなくパリで目についたホテルに入る。レストランで帽子を脱いで食事をした後、部屋の大きな窓から、身を乗り出すようにして外を見ている。一行の誰かが通りかかり、ぼくを見つけてくれないかと思ったからだ。すると、通行人の男がぼくに「〇〇さんですか」と尋ねてくる。知らない人だ。ぼくは「違います」と答える。しばらくして、また声をかけてくれる男がいた。今度はツアーのメンバーの一人だ。だが、ぼくはレストランに帽子を忘れたことを思い出し、取りに戻る。レストランには沢山の帽子が置いてあるが、どれもぼくのものではない。よく似ている帽子があっても、別の人の名前が書いてあるのだ。ぼくは男と妻に「先に行ってください。ぼくは帽子を探すから」と言う。妻は「あなたは××さんといっしょにパリに残ればいいわ。私たちは田舎へ出発します」と言い捨てると、男とさっさと出発してしまう。

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8月22日の夢(またもや浜松出張)

 浜松へ出張する。クライアントからこうるさく注文をされる。タクシーに乗って帰ろうとするが、なかなかつかまらない。
 別の日、また浜松へ出張する。今度は中年の男性二人の就職を依頼するためだ。二人は課題の作文を提出する。採用担当の女性社員(こちらも中年)はその場で二人の採用を決めてくれる。ぼくは同僚たちと喜び合う。駅に向かうため、タクシー乗り場に駐車している二台のタクシーに手を振ると、タクシーの方からこちらへ迎えに来てくれる。今日は何をやっても調子がいい。

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