3月9日の夢(国立競技場で社員集会)

 会社から全社員集会を行うから出席するよう指示が出た。全社員が集まるので、会場は国立競技場だ。トラックを取り巻いて、二重の円を描いて観客席が作られており、ぼくはその外側の円の二階席に座る。まだ観客席はがらがらで、空席が多い。集会の目的は最近、会社に反旗をふりかざす社員たちがいるので、彼らの動きに釘を刺そうというものだ。ぼくは会社に対して反抗的な社員の一人なので、集会が始まったらヤジってやろうと身構えている。
 いったん席を外してから戻ると、会場はほぼ満席状態。席がないのに、ぼくの座っているベンチの外側に腰を下ろす社員までいるので、にらんでやるとすぐ立ち去った。演壇では白髪の外国人女性がスピーチしている。会社の重役陣の一人らしい。彼女は「反会社運動はAとTの陰謀である」と主張する。ぼくは「そうだったのか!」と驚き、熱心に彼女の演説に耳を傾ける。

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3月4日の夢(お祈りをするカメラ)

 ぼくと妻とは一台ずつのお祈りするカメラを持っている。家の中の一番いい場所でカメラを構えると、一番いい未来がぼくらのものになる。そしてその場所はカメラ自身が教えてくれる。今朝も二人でカメラを構えたのは、部屋の中の全く同じ場所でだった。

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3月1日の夢(傘がない)

 会社の営業部長М氏から頼まれて、某社の普段は担当しない石油関係の部署に営業に行く。相手のオフィスの前の路上に立ち、長い間待っているとようやく担当者が帰ってきた。ぼくは急いで彼に近寄り、「いい加減に情報教えてくださいよー」と泣きつく。彼はそのまま社内に入ってしまったが、代わりに真面目そうな別の担当者が出てきて、「バレル」などの専門用語を使って詳しく教えてくれた。必死で書類の裏にメモをするが、担当外のことなのでやはりよく分からないものの、どうやら一億円ぐらいの大きな取引であるらしい。まずは良かったと安堵して、雨の中を帰ろうとするが、三つ並んでいる傘立てのどれにもぼくの傘がない。どうやら盗られたらしい。

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2月28日の夢(オフィス・リニューアル)

 義弟にある役を依頼し、バスで前橋に送り込む。向こうに赤城山が見える。義弟がうまく任務を果たして帰ってきてくれたので、感謝して、ぼくはバスで会社に戻る。
 会社はまたリニューアル中だが、社屋はごみごみして経年劣化が激しい。制作中の販促物の原稿を見直したいと、ぼくは二階のオフィスから三階のデザイン部に階段を上がり、デザイナーのSくんを訪ねる。途中、コの字型の廊下を通る。誰かの声が「改装中で、今度はお客様に待っていただく部屋もできるんだ」と自慢そうに聞こえる。Sくんがすぐ原稿を入れた袋を渡してくれたので、それを持って再びコの字型の廊下に出る。既に待機用の和室ができていて、そこには若い母親と子供が立ち話をしているのが見える。廊下も江戸城の大奥の廊下のように立派になっているが、全体に時代がかって古びた感じだ。Sくんから貰った袋は薄茶色で、ぱんぱんに膨らんでいる。

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2月26日の夢(エキストラ)

 SF映画にエキストラとして出演する依頼があり、集合場所の新宿にバスで向かう。新宿で乗り込んだ撮影隊のバスは車内がそのまま撮影場所になっており、座席の取り払われた中に乗客役のエキストラが大勢立っていて、バスが揺れる度右左にみんなの体も傾く。
 エキストラであっても即興でセリフを言わなくてはならない。カメラの前にぼくと知らない女性が立ち、まず女性がひとこと言う。ぼくはUFO研究家役でセリフを言うという話だったが、何の設定もなしにいきなりカメラが回り出したので、ちょっと戸惑う。だが、久留米であったエピソードを交え、少し長めのセリフをよどみなくアドリブで喋ることができた。けれど、良いとも悪いとも言われることなく、スタッフからお礼としてA4判の封筒を渡されただけだ。セリフが少し長過ぎたので、カットされてしまうだろうか。封筒はなぜか三重になっていて、その中にギャラも入っているのだろうと思うが、確かめる間もなくバスを下ろされてしまう。ひょっとしたら午後の撮影でもぼくを使ってくれるかもしれないと期待していたのに、少しがっかりだ。

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2月21日の夢(列車の中の家)

 ぼくの家は列車の車両の中にある。ぼくは掃除機で列車の床のゴミを吸い取ろうとしているが、すぐにゴミが詰まってしまう。「朝早くからやってるのに!」とぼくは怒って掃除機を放り出す。それを妻とその母が困った様子で見ている。
 ホームへ降りて、別の車両に移る。その車両の椅子には詩人のN氏が一人だけ座っており、座席の足元にはゴミのように資料が押し込まれている。ぼくが「それが必要だ」と言うと、N氏は黙って立ち去る。
 さらに別の車両に移る。それは新幹線のような大型の車両だ。床には一面にほこりや枯れ葉が溜まっており、ぼくはそれを大型掃除機で吸い取ろうとするが、やはり詰まってしまうので、ぼくはまた掃除機を放り出す。
 それなら箒と塵取りの方が役立ちそうだと思い、それを持って線路に降りる。線路は堆い土盛りの上を走っている。盛り土に母親と子供が座っており、その前にはゴミの山と塵取りが置かれている。子供はぼくの持っている塵取りを指さし、「あっ、7番目の塵取りだ! これで終わり!」と叫ぶ。ぼくは「いや、これは列車の中の塵取りだから違うよ」と言い、塵取りを持って引き返す。
 引き返したところはNHKホールのロビー。NHKホールはホールをはさんで大きなロビーと小さなロビーがあり、ぼくの出発したのは大きなロビーなのに、間違えて小さなロビーに戻ってきてしまった。そこでは詩人のN氏(先ほどのN氏とは別人)が携帯で電話をしている。真ん中に開演中のホールがあるので、向こう側のロビーには渡れない。外に出ると川が流れている。ぼくはその浅い川床に棒で夢日記を書くが、流れる水に文字はすぐ消されてしまいそうだ。

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身辺整理

 会社で仕事をしている。一段落したので不要なものを整理する。古い資料やカタログ、貰った雑誌や書籍、古いお菓子、いつ貰ったのかわからないイワシ数匹など、とんでもないものを含め、見つかったゴミをまとめて何度も外のゴミ置き場に捨てに行く。ふと壁の鏡を見て、驚愕する。髪が逆立ち、ベルトが頭に蛇のように巻き付いている。こんなひどい様子なのに、会社の誰も注意してくれなかったのだ。
 席に戻ると、ぼくの机に別の椅子を出して、知らない男が座っているが、ぼくの顔を見てすぐどいてくれる。だが、もう一度ゴミを捨てに行って戻ると、今度はぼくの椅子に座っている。今度もすぐどいてくれるが、ぼくはちょっとムッとする。
 席に落ち着いてから考える。Y社から二つ商品マニュアルの制作を依頼されていたはずだが、ずっと放置したままだ。間に合うのかどうかとても不安だ。
 外に出て、タクシーに乗る。タクシーカードを出そうとするが、財布に入っていた沢山のカードをかき回すが、そのカードだけがどうしても見つからない。

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2月17日の夢(不審な電話)

 会社で仕事をしている。それは以前に勤めていたSクリエイティブであるが、フロアは「く」の字型をして広大で、社員数も遥かに多い。たくさんの電話がかかってきて、社員たちが活発に応答しているが、ぼくは一心不乱に仕事をしていて、電話に出ないでいる。だが、たまたま一本の電話を取ろうと受話器を手にする。「もしもし」と聞こえてきたのは、男の濁った声だ。「Iさんはいる?」と男は言う。Iはこの会社にはいない。S社が四つの会社に分社化したとき、別の会社に移ったからだ。「ここにはいません」と答えると、男は「変だな。その会社はIとMしかいない会社のはずだが」と言う。どうやら酔っ払いか異常者らしいので、機嫌を損ねないよう、慎重に受け答える。「IはSプランニングという会社におりますので、ここにはいません」。すると相手はいきなり「あんた、占いは要らないか?」と言う。「私には占い師の友人がおりますので、結構です」と答えると、「それは男か女か?」と言うので、「男も女もおりますので、要りません」と改めて断る。そうしたやりとりを社員たちがくすくす笑っているのが分かる。上の階から降りてきたデザイン部の社員が、ぼくに校正を渡そうとさっきから背後に立っている。それを前の席にいた社員が「電話中だから後にしなさい」という意味の動作をして追い払う。当のI氏や詩人のO氏も連れ立って現れるが、ぼくは二人を無視して話し続ける。ようやく相手は「そういえば俺は溝の草取りをしなくてはいけなかったんだ」と言い出し、ぼくはほっとして「そうですか。では長時間どうも有り難うございました」と受話器を置く。
 やっと席を立って厨房に行くと、昨日までなかった分別ゴミの置き場ができている。これは便利になったと思い、ぼくは手にしたゴミをそこに捨てる。

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2月13日の夢(町内会)

 町内会の寄り合いに招集された。学校の運動場のような、地面がむきだしのだだっぴろい場所の真ん中に、バックネットのような柵がまっすぐ続いていて、右と左に空間を区切っている。ぼくは最初、前からの習慣通り柵の左側に行こうとするが、ほかの人たちが皆右側に行くので、それに従う。
 着いたところは木造の狭くて暗い小屋の中、左側に女性たち、右側に男性たちが木の床に腰をおろしている。ぼくも右側の末席につらなる。男性たちの中では一番入り口に近く、真ん中寄りでもある。中央に立ったリーダー格の男性が発言する。「この辺にはさっき電気が点いていたようなパソコンを扱う店はない。けれど、ここをもう少し先に行くと……」。どうやらこれからぼくたちが扱わなくてはいけないパソコンの販売店の話らしい。

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2月6日の夢(詩人賞の開票)

 会社の外廊下のようなところで、立って仕事している。すぐそばの入り口寄りに、詩人のA氏が立っていて、封筒をごそごそしながら「開票できましたよ」と言う。そういえば今日は詩人票のノミネート投票の開票日だった。どうも封筒の中に投票された用紙が入っているらしい。そこへ、外から帰ってきた同僚のI氏が「外でN氏がお待ちですよ」と声をかけてくる。ぼくの背後には木の柱があり、I氏はその向こうに立って、ぼくから姿が見え隠れしている。ぼくはI氏に「Iさん、今時間ある?」と尋ね、「開票ができたので、確認してほしいんだけど」と言う。しかし、I氏は平然とした顔で、「ええ、開票はできましたよ」と言って、はぐらかすばかりだ。あいかわらず慇懃無礼ないやなやつだ。ぼくは自分で確認しようと、票の入った封筒を手に取る。封筒は大きな袋のようになっていて、中にはぼくの私物が沢山入っている。ぼくはそれらを一つ一つ取り出して、中に票が残っていないか調べるが、あまりに私物が多すぎるので、いい加減なところでやめてしまい、「どうやらもう票はないみたいだね」と言う。
 N氏に会おうと外に出る。人々の行き交う街角に、髭を生やして、ぼくの膝ぐらいの背丈しかない男がいる。N氏ってあんな男だったっけ?と、ぼくはちょっとうろたえる。しかし、その男はまさにN氏だったらしく、急いで近寄ってきてぼくに挨拶をするので、ぼくは腰をかがめ、子供に話しかけるときのように目線を合わせて、会話をする。
 女性がぼくを呼ぶ声がするので、そばにある別のオフィスに入っていく。しかし、スタッフたちは多忙らしく、ほかの来客の応接におおわらわなので、ぼくは立ったまま自分の順番が来るのを待ち続ける。

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