10月2日の夢(四角くない写真)

 まだ小さな子供である息子が、D社のT専務からカレンダーの大きさのカラー写真のプリントを何枚も預かり、くるくると円筒状に丸めている。それらはカレンダーから破り取った印刷物のように見えるが、一番下にある二、三枚は専務が写真展のために引き伸ばした生写真である。緑色を基調としたそれらが生写真であることに気づかない息子に、ぼくはそのことを指摘する。息子は「ああ、そうか」と言って、びっくりする。生写真に罅や汚れがついてしまったのではないかと心配だ。その写真は四角形ではなく、アメーバーのような不定形をしている。

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10月1日の夢(派手な服)

 ぼくはとても忙しい。どうやら転職したためらしく、服を着替える暇もない。夕方になって、黒と白のストライプの派手な上着を脱ぎ、二階にあったハンガーをこっそり借りて、その上着を掛け、一階の自分の部屋へ持って行く。この上着に合わせるなら、もっと派手なシャツが要るなと思う。

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9月30日の夢(召集令状)

 ぼくに召集令状が来た。ぼくは兵士になるため、バスに乗る。満員になると思っていたのに、ぼく以外には1人しか乗っていない。ぼくは兵士の帽子をかぶっているものの、まだ私服のままだ。バスが停まったところで、降りて制服に着かえようと思う。気づくと帽子を二つかぶっていたので、一つを地面に置く。しかし、この帽子は大きすぎて、ぶかぶかだ。
 着替えのために、元いたビルに戻ろうとするが、間違えて反対方向に歩いていた。気づいて戻る途中、研究会メンバーのY氏に出会う。彼は「意外に制服似合うじゃないですか」と皮肉に言う。変だな。彼の方が年下なのに、なぜぼくが召集されるのだろう。
 着替えてバスに戻る。バスは谷のようなところを進む。道路の両側は兵士でいっぱいだ。右側には高圧鉄塔が並んでいて、それに兵士たちが登って工事をしている。バスに上官らしい兵士が乗ってきて、「人が多すぎて、寝る場所がない。地面で眠れる人はトンネルの中で寝てほしい」と言う。

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9月28日の夢(赤い服の男)

 知り合いの女性が帰宅する際、自宅近くの駅で襲われるという情報をキャッチした。彼女の友人の女性たちとは途中の駅で別れた。ぼく一人、彼女の降車駅まで送り届けることになる。電車のつり革につかまっている彼女の隣に、赤い服の男が立っている。情報では襲撃者も赤い服を着ているとのことだ。緊張して隣の男を見守るが、怪しいそぶりはない。
 駅に着いた。まるで庭園美術館のような豪華で美しい駅だ。香水塔のある広間のあちこちに、男女が三々五々座っておしゃべりをしている。ぼくはじっくりと彼らを観察するが、怪しい人は見当たらない。

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9月25日の夢(穂村さんと話す)

 歌人の穂村弘さんと座談会をしている。ぼくは彼に「穂村さんは川の中を魚のように回遊して、歌を作っている感じがする」と言う。彼はそれを聞いて、黙って笑っている。

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9月24日の夢(天皇に刺さる棘)

 マンションの一階の共同ロビーのようなところで、住民の男性が帰ってくるのを待っている。だが、帰ってきたのはぼくの想像したのとは全く違う、スーツを着たスリムな別の男性だった。しかも、ぼくには目もくれないで、さっさと上に上がっていく。ぼくは「さあ、もう帰らなくては」と言って、立ち上がる。
 ぼくの部屋は大きな二部屋があって、一部屋には壁一面ぐらいの大画面テレビがついている。もう一部屋には大きなお風呂にお湯がたたえられている。お風呂に入りたいけれど、そうするとテレビが見られないなあと思う。
 テレビには天皇が写っている。床を拭き掃除か何かしていて、床から出ていた棘が手に刺さってしまう。黒い線状の傷が手の甲に盛り上がっている。

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9月19日の夢(待ち合わせ)

 女友達との待ち合わせまで間があるので、早稲田で喫茶店に入る。中年の女主人が切り盛りしていて、昔の居酒屋のような雰囲気。ケータイの待ち受け画面を出して、テーブルに置き、連絡を待つことにする。ぼくはケータイをもう一台紙袋の中にも持っていて、そちらにも同じ待ち受け画面を出しておく。ぼくの前には木製のテーブルがあり、向こう側には若いカップルが相席している。ぼくの隣はもちろん女友達のために空席としている。
 そこへいきなり入ってきた男が、ぼくがテーブルに置いたカードを取り上げる。ぼくが驚くと、男は「一週間前にここに忘れたタバコを探しているんだ」と言い訳をし、ぼくの隣に座ってしまう。そして、いろいろ話しかけてくるのだが、すべて意味不明だ。異常者なのだろうか。女友達が来たら、この店を出ようと思う。

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9月13日の夢(野川朗読会)

 野川朗読会の最後の出演者はそらしといろさんだ。音楽がかかり、司会の女性が彼女についての口上を述べる。しかし、彼女が今日、会場に来ていないことを知っているぼくは「そらしさんは来ていないんじゃないの?」と言う。だが、司会者は「いや、確か来ていたはずだ。私はさっき見ましたよ」と答える。でも、待てど暮らせど彼女の姿は舞台に現れない。

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9月11日の夢(大忙し)

 会社にいる。珍しくぼくは殺到する仕事を抱えている。Y社のまだつきあいのなかった部署から、ぼくを指名で仕事の依頼が来るのだ。電話で某博物館の館長に引き合わされる。ぼく自身も別の博物館の館長に就任することが決まっているので、「もしもし、ニース博物館館長の一色です」と挨拶するが、急に相手の声が聞こえなくなり、「もしもしもしもし…」と言い続ける。
 自分のデスクに戻ると、そこを別の若いスタッフが占領している。ぼくがデスクに置いていた資料は向こう側へ墜落させられてしまう。同僚のFが「仕事がいっぱいだから、これは一色さんに振ろう」と言っている。これ以上、仕事を抱えるなんて冗談ではない。
 若い同僚が「さっき、一色さんが〇〇と〇〇と言っていたのは、何のことですか」と尋ねてくる。説明しようとするが、メモが見つからない。営業担当のTに助けを求めに行くが、彼は不在だ。Y社から出向してきた男性が隣のデスクから「彼はしばらくお休みだよ」と教えてくれる。
 再び自分のデスクに戻るが、鉛筆もペンも一つもない。「みんな持っていかれてしまうんた゜」とぼやく。ふと見ると、デスクの下の引き出しにまだ削られていない何本もの鉛筆がある。それを取り出して鉛筆削りにかけるが、どれも芯が折れたり、T字型に曲がってしまったりして、原稿を書くことができない。

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8月10日の夢(ハローワーク)

 古い仕事仲間のデザイナーМさんとハローワークにいる。求職のための資料を請求し、窓口に行くと、担当者の男性が「6万5千円です」と言う。財布を見るが、そこには2万円ほどしか入っていない。なぜかベトナムの紙幣も混ざっている。そこへケータイに女友達から電話がかかってくる。「今、支払いしているところだから、ちょっと待って」と電話を切り、Мさんを「ちょっと待って」と呼び止める。「お金貸してください」と頼むと、「えっ、一色さんが?」とびっくりする。それでも「そうでしょ、そうでしょ」と言いながら、窓口に支払いに行ってくれる。すると窓口の男性は「あれっ、Мさんじゃないの?!」と驚く。二人は知り合いだったのだ。

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