2月18日の夢(幼稚園の保護者会)

 幼稚園で何か問題が起きたらしく、保護者会に行く。出席者の中でぼく一人だけが老人である。受付で書類と共に黒いピストルを一丁ずつ渡される。殺傷能力はないという。

 会場の部屋はモダンに改装されており、壁や床をもぞもぞ動物や虫たちが這いまわるマッピング映像が投影されている。子供たちには虫の映像が気持ち悪いのではないかと心配だ。反対側に大きな窓があり、とても美しい風景が見える。だがそれはいきなり消えて、白い壁になる。窓と見えたのもマッピングされた映像だったのだ。こんな高価なシステムがなぜ幼稚園に必要なのか、疑問に思う。既に会議が始まっているが、会場が奇妙な形にねじ曲がっていて、ぼくの席からは司会者のいるステージが見通せない。

 いったん外へ出て、別の集会室に移る。奥の一段床のせりあがった席に、一人の荒くれ男といっしょに腰かける。そういえばピストルをどこかへ忘れてきた。そのピストルを誰かが使って殺傷事件を起こし、ぼくが忘れたせいだと罪を追及される記事が、ぼくの顔写真と共に夕刊に載るのを想像して、不安になる。探し回ってふと気がつくと、ぼくの持っていたナイロン袋の中にちゃんとピストルは入っていた。ほっとして集会室へ戻る。

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2月16日の夢(芸人たち)

 広間に布団を敷いて寝ている。ぼくのほかに有名な芸人が一人寝ている。いったん部屋を退出し、戻ると芸人が二人に増えている。妻にそのことを自慢したいが、電話番号が分からなくなる。

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2月14日の夢(動物園)

 動物園で動物たちがひどい扱いを受けているというので、取材に行く。プールの中でカメラマンが水中カメラを構える。助手がプールの中の昆布を棒で叩くと、昆布は空中をマントのように翻り、カメラマンの頭にすっぽりとかぶさる。

 山道で大きな蛇が通行人に襲いかかる。その後ろにいたぼくにも飛び掛かってきた。それを別の人が棒で叩き殺してくれる。ぼくはそれを撮影しようとするが、カメラのストロボが電池切れで写せない。

 某社のオフィスの前に立つ。昔よく仕事で訪れたオーディオ事業部のドアだが、見るかげもなく汚れて打ち捨てられた感じだ。ちょうど人が出てきたので「あの、ここはステレオの事業部ですか?」と尋ねる。相手は「そう。吉村くん?」と問い返す。ぼくが吉村という担当者を訪ねてきたと思ったらしい。慌てて「いえ、違うんですが」と答える。

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1月28日の夢(貝殻殺人事件)

 学校のような建物にいるが、ここはぼくの勤めている会社だ。たくさんの人が働いている。ここでたった今、貝殻を使った殺人事件が起きた。ぼくは警察と協力して捜査を進める。カメラマンのUに証拠品の貝殻の撮影を依頼する。

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1月27日の夢(ドアを閉めさせない動物たち)

 女性編集者がぼくに「外国人アーティストの〇〇さんと詩人の△△さんのコラボのとき、△△さんはどんなコメントをしたのですか」と訊いてくる。ぼくは「さあ、現場にいなかったから、知りませんね」とすげなく答える。もしかして彼女の言っているのはさっきSNSで見た動画のことかもしれないと思う。

 自宅の玄関ドアを閉めようとすると、それを閉めさせまいと沢山の動物たちが石のかけらのようなものを手にして邪魔をする。大きなものは犬、小さなものは毛虫のようなものまで、みんなでドアをこじあけようとするのだ。ぼくは必死でそれを押しとどめ、なんとかドアを閉めることに成功する。

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1月26日の夢(カーキ色の制服)

 会社に行くと営業部長のMが「話がある」とぼくを廊下の片隅に呼び出す。その途中、擦れ違いざま経理の女性がぼくに交通費の入った封筒を手渡し、「まだあるんじゃないの?」と訊いてくるが、「いやもうない」と答える。Mは「今きみの抱えている仕事がひと段落したら、パイプオルガンの資料を作ってくれないか」と打診してくる。「今、オルガンといえばインフィニティのことですよね」とぼくは答える。

 そこで夢が途切れ、ぼくは会社の外に出て電車に乗る。電車の中に乗客の姿はほとんどなく、かわりにこの鉄道の職員たちがいっぱい乗車している。奇妙なのは彼らがカーキ色の戦闘服のような制服を着ていることだ。

 駅で降りると、そばに鉄橋がある。水害の痕が生々しい。地元の人々と共に「ここまで水が来たんだね」と話し込んでいると、足元の黄色い水溜まりがどんどん大きくなってくる。どうやらコンクリートから湧き出してくるらしい。パイプオルガンの資料を書こうとしていたぼくは、慌てて手にしていたマウスを水に落としてしまい、ジューッという音がする。ああ、これで一巻の終わりかと思う。

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1月14日の夢(地震と水底トンネル)

 自宅にいると地震が起きた。家がつぶれるほどではないが、かなり大きい。飛び出そうとして、客人のG氏がお風呂に入っているところだったのに気づく。「大丈夫か?」と声をかけると、浴室から「大丈夫」と返事があった。

 家の前の川べりの空き地に、川底をくぐるトンネルを抜けて避難する。近くの何人かの住民たちも集まってきた。やがて川の下のトンネルをくぐって、向こう岸から何年も会っていない人たちが、こちら岸を訪れるようになった。

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1月7日の夢(ロシア産の米)

 ロシア行きの飛行機に潜り込んだが、搭乗券を持っているわけではないので、床に膝をついて隠れている。周りのシートに着席している乗客たちの視線が気になる。幸い見とがめられないうちに飛行機は離陸した。乗務員に見つからないよう、こっそり前方の空席に座る。しかしなんともいえず居心地の悪い椅子だ。

 乗客たちの噂話に耳を傾けると、「ロシア産の米と称して売られているものは産地偽装で、本当は日本の国産米なのだ」という。ということは、こないだ義弟が送ってくれたロシア産米も偽装米だったのかと思う。

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1月5日の夢(インタビューを受ける)

 今日は取材を受ける日だ。雨の中を馴染みのある楽器店に行くが、四角い店内には楽器は全く飾られていない。

 取材が始まった。インタビューしてくれるのは三十歳くらいの男性である。いつものなじみの担当者とは違う。きっと彼は退職したのだろう。途中で母親たちと子供たちによる合唱団が歌の練習を始める。「合唱のリズムとぼくの喋りのリズムが違うので喋りにくい。中断しよう」とぼくは言って、インタビューをいったん打ち切る。

 再開したときには、担当者は別用があって外出したらしく、社長がぼくにインタビューしてくれることになった。もじゃもじゃ髪の社長はスーツにネクタイ姿で、男性のかっこうをしているが、実は女性であることをぼくは見抜く。しかしせっかく再開したのに、もう話すことはあまりない。

 インタビューが終わり、帰ろうと傘を探すが、傘立てに見当たらない。見回すと四角形の店内のあちこちに傘立てがあり、濡れた傘でいっぱいだが、どこにもぼくの傘はない。レジの女性に「来客用の傘立てはどこですか」と尋ねる。「特にそういうものはございませんが、皆さんこう回って反対側の傘立てを利用されることが多いですよ」と彼女は答える。そこへ社長が降りてきて、「じゃあ、今日はぼくもこれで……」と退社する様子を見せ、レジの女性がにやりとする。これはぼくといっしょに店を出て、どこかへぼくを誘うつもりだなと不安になる。「ぼくはあいにくお酒が飲めないので」と断ろうと思うが、傘を探して店を一周してくると、社長はレジの女性と熱心に話し込んで忙しそうだ。これならそのすきに帰れそうだと、ぼくはようやく安心する。

 

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1月3日の昼の夢(飛行機不時着)

 家にいると、低空飛行をする軽飛行機の異様な音が近づいてきた。驚いて妻とともに玄関から出る。すると夜空から飛行機が我が家の前の道路に不時着する態勢で舞い降りてくる。風防眼鏡をかけたパイロットがぼくらに手を振り、「危ないからどいて! どいて!」と叫ぶ。

 停電なのか真っ暗な路上に飛行機は車輪のかわりに棒のようなものを二つ出して、見事に不時着して滑走していく。そのまままっすぐ行くと突き当りの壁に衝突しそうだと思うが、何も爆発音は聞こえない。暗闇の中を飛行機はうまく左折して別の通りに出たらしい。だがそこでバンッ!という爆音がする。やはり何かにぶつかったのだ。ぼくと妻とは野次馬根性にかられ、「それっ」と家を飛び出した。

 飛行機が左折した角には二軒の老人ホームが地下に埋没するようにして建っている。フロアに出るには、地上から地下一階に飛び降りなければならない。先に行った妻は身軽に一軒目の老人ホームの床に着地したが、ぼくは手にしていたバッグとペットボトルをまず落とし、それから自分が両手でぶら下がって飛び降りる必要がある。落とした荷物がガンっと大きな音を立て、ペットボトルからはお茶がもれ始めた。それでもなんとか無事に床に着地できた。

 飛び降りたところは地下街のようになっていて、角にフィリッピン・パブがある。そこから覗いているフィリッピーナの女性たちに「雑巾はありませんか」と声をかける。貸してもらった雑巾でこぼれたお茶を拭き、老人ホームに入る。そこは狭い個室で、大きな四角いテーブルの周りに、やはり四角い椅子が四脚置いてある。その一つに中年の女性ケアマネが座っていて、笑顔で挨拶してくる。それに応えながら狭い室内を椅子を退けながら懸命に移動するが、ここには父がいないことが分かったので、作業を中断し、玄関に戻る。そこから隣の老人ホームへ向かおうとするが、妻はすぐに飛び出したものの、ぼくは手にした靴を下駄箱に落としてしまい、それが見つからないので、足止めされてしまう。

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