12月7日の夢(無限大記号のエスカレーター)

 地方都市でぼくの講演会が行われることになったので、早めに会場入りする。そこはデパートらしい。芸術的な迷路のようにエスカレーターが広大な空間を縦横無尽に走っている。男子トイレが見えたので、今のうちに用を足そうと思う。だが無限大記号のような形をしたエスカレーターは何度試みてもそのそばを通過するばかりで、トイレに行きつくことがない。  やっと会場らしい場所に着いたが、狭い部屋に粗末な木製の椅子とテーブルが並べられているばかりで、講演とは無関係らしい客もてんでに座っている。こんなところで話ができるのだろうか。

 ある組織の運営委員会が地方都市で開かれるので飛行機で出かけてみると、会場にはまだぼくしかいない。事務局の担当者の荷物だけがカーペットに置かれているので、中を覗いてみる。ぼくについてのデータがあるはずだと思うが見つからない。担当者が戻ってきた。とても毛むくじゃらな男性なのでびっくりする。彼は「他の担当者たちが職務を軽視して誰も来ない」ことを慨嘆する。だが彼が会議のために用意してくれた食事メニューはあまりにも高価すぎる。どっちもどっちだと思う。

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