3月2日の夢(上野駅のコインロッカー)

 出張から帰ってきたばかりなのに、もう新しい仕事が入った。神田の古本屋街の歴史を本にする仕事だ。これはぼくにしかできない仕事だと思う。早速取材のため古本屋で店主のおばさんと話していると、同僚のMくんとFくんがやってきた。もう夕方なので後の取材を二人に任せ、ぼくは一度会社に戻ろうと思う。

 上野駅のレンガ造りの駅舎の階段を上る途中で、コインロッカーに荷物を預けたままだったことに気づく。ポケットから157番のロッカーの鍵が出てきた。だがそのロッカーに荷物を預けたのはFくんなので、ぼくは157番のロッカーがどこにあるのか分からない。広い上野駅の中をJR、地下鉄、私鉄と探し回る。

 真っ暗で誰もいない一本だけの地下ホームに迷い込んだ。線路を越えるために、崩れそうな土砂の上を渡っていかなければならないのが、とても恐ろしい。向こうから除雪車のようなものがやってきた。だがグワーッという轟音とともに黒い車体から吐き出したのは雪ではなく土砂だった。古い窓ガラスすれすれまで土砂が堆積する。それでもガラスが割れないのが不思議だ。

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