壊れた美しい廃屋があるので、何かいいものが見つかりそうな気がして庭に入り込む。建物の中を探していると、中年の女性が二人近づいてくる声がするので慌てて隠れるが、緑色のネットに絡まってしまった。
戦後の駅のプラットホームに立って、通過する花電車のような新幹線を見ている。列車の屋根に小学生の女の子たちが乗っているので、石をぷつけようとする。
小さな川のほとりで、四人の男たちと話をしている。思いついたことを紙に書こうとするが、吹いてきた風に飛ばされてしまう。道に落ちていた木片に書こうとするが、うまく書けず川に投げ捨てる。四人の男たちのうち二人は死者らしい。そのうちの一人は三島由紀夫である。