3月14日の夢(床屋で研究会)

 ぼくを講師とする詩の研究会が床屋で行われている。鏡を前にずらりと並ぶ調髪用の椅子にメンバーたちは座っている。中に一人女性がいる。いつのまにか彼女は人気詩人になり、スターのようにあちこちに作品が掲載されている。新聞記事も彼女についてのことばかり。ぼくはすっかり威光を失ってしまう。
 ぼくは白人のミュージシャンたちとレコーディングスタジオにいる。ぼくはギターをアマチュア程度にしか弾けないのに。ミュージシャンの一人がぼくの方を見て、同僚に「あいつの演奏を聞いてみて、もしたいしたことなければ、たとえ言われていても録音ボタン押すことはないからな」と言う。ぼくは聞こえなかったふりをして、時間をかけて黙々と楽器や機材の準備を続ける。

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