12月30日の夢(新人賞)

 今日は新人賞の公募原稿の締切日だ。ぼくのミスで公募の宛先に社名を書かず、住所だけを書いてしまった。その住所はS社の前にある交差点になっている。S社に行く前、その交差点に寄ってみると、植込みの上に原稿を入れた封筒が置いてある。それを取って、S社に行き、担当のKさんからS社宛に来た原稿の束を受け取る。
 そこまではよかったのだが、うっかりして原稿の束をどこかに置き忘れてしまった。さあ、困った。再び交差点に来てみると、また新たな公募原稿の封筒が置いてあり、それを取る。
 再びS社に戻ると、もう誰もいない。昼休みなのか、年末休暇に入ってしまったのか。社内にあるすべての場所を探し、引き出しもみんな開けてみるが、やはり原稿の束は見つからない。
 いつのまにかKさんが戻ってきていて、同僚らしいIさんというおじいさんと3人でS社を出る。外に出るためには同じビルの中の他社のオフィス2つを通り抜けなければならない。その2室は家具類はすべてあるのに、人の姿も書類も一切ない。
 外へ出た。すると今度はIさんとはぐれてしまった。八百屋か何かの店の壁にある鏡にIさんの姿がちらりと映った。とすると、このあたりにいるのかと振り向いてみるが、Iさんは見つからない。

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