8月5日の夢(地方ロケ)

 地方へロケに行き、旅館に泊まっている。他の撮影に参加する親子連れも沢山宿泊しており、朝は階段の上り下りもできないほどごったがえしている。ぼくは一階まで降りて、「朝食は何時から?」とS誌編集委員のN氏に尋ねる。彼は「一色さんが一番早いんですよね」と答える。ということは、急いでぼくが食堂に行って、みんなを指揮して、一番に食べ始めないといけないということだろう。慌てて食堂のある四階に昇ろうとするが、階段はあいかわらず親子連れでごったがえしていて、なかなかたどり着けない。ようやく四階までたどり着くと、右側は動物園になっていて、そこに子ども達が入場していく。
 今日は休日だが、9時半近くに東京のクライアントの事務所に行く。何かトラブルがあったのだろうか。難しい顔をしたH重役が、入り口のドアの鍵がまだ開いてないことに、ますます苛立った様子で入っていく。それを外から見ていて、ぼくは「しまった! 今日は地方で撮影だったのに、習慣でついクライアントの本社へ来てしまった。今から現場に行っても、間に合わないなあ」と慌てる。回れ右すると、そこには別の重役がいて、やはり苦虫をかみつぶしたような顔で、会社の入り口をにらんでいる。
 外に出る。空に黒煙が一筋立ち上っている。火事だ。シンガーの中島美嘉の事務所から火の手が上がっている。

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