2月10日の夢(鳥に飛び方を教える)

 美術家のH氏と共に見晴らしのよい手すりから、眼下に広がる凍り付いた池を見下ろしている。池の上にはたくさんの人々と、鳥たちがいっしょになって遊んでいる。鳥たちはみんな氷の上を歩いている。若い男が翼の模型を使ってバタバタと羽ばたいて見せ、飛ぶことをまだ知らない鳥たちに飛び方を教えようとしているらしい。下にいる若い男の一人がぼくたちのすぐ下までやってきて、大きなクラゲをくれた。それは透明なジェリーでできているみたいに見える。「おいしいですよ」と言うので、H氏はスプーンでそれを小さく割って、今にも食べようとしている。ぼくはそんなもの食べたくないので、逃げ出したいという気持ちにかられる。いつのまにかH氏は女性に変身している。

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