4月18日の夢(一両だけの地下鉄)

 ランチをとろうと会社を出て、地下鉄の明治神宮駅の階段を降りる。ここから千代田線で一駅、表参道駅まで乗るつもりである。ホームを歩いていると「やあ、Hくん」という声がするので、そちらを振り向く。ホームには一人掛けの椅子が何列も置かれていて、その一つに詩人のHが腰かけ、声の主に顔を向けて挨拶している。彼とは旧知の仲だが、どうせぼくと同じ詩の集まりに行くところだろう。それなら同じ電車に乗るはずだから、そこで挨拶すればいいと、素知らぬ顔をして通り過ぎる。

 待っていた列車が到着した。だがやってきたのはたった一両編成の地下鉄だった。しかも隣の表参道まで一駅だけしか走らないという。そういえば駅のトンネルはなんだかうす暗く、裸電球や裸の電線がむきだしになっている。

 乗り込んでみたが、不思議なことにHを含め、見知った詩人は誰も乗っていない。ただ、神宮前のホームで見かけた青い服の中年女性が乗ってきただけだ。自分がHよりも年上なのにまだフルタイムで働いていることに強烈な不満と違和感を覚える。

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4月15日の夢(詩の教室)

 会社に出勤すると、職場は学校になっていて、三つの教室が並んでいる。教室の中では自主講座が開かれている。真ん中の教室は詩の講座で、生徒の一人が自主的に教卓にあがり、にこやかに講義中だ。ぼくの席は一番後ろの右端である。

 その机の上に原稿が置いてある。開けてみると、誰かの拙い詩の原稿である。誰が置いたのか分からないが、合評用に提出されたものだろう。ぼくはそれを手に取り、急いで事務室にコピーを取りに戻る。ところがコピーをとろうとして、A4判の紙を縦に置くべきか横に置くべきか、どの線に合わせるべきかが全く分からない。さんざん迷ったあげくヤマカンで、なんとか10枚ほどのコピーをとる。コピー機の隣に一人の男がいて、刷り上がったコピー紙を無言のままにこやかにぼくに差し出してくれる。「ありがとうございます」とぼくは礼を言い、ホッチキスで止めるのもそこそこに事務室を飛び出す。原稿には表紙があって、菜の花のイラストが描かれており、全体に黄色のイメージである。

 一番左の教室に飛び込む。そこは満員だったが、ぼくの所属する詩の教室ではない。真ん中の教室に戻るが、ぼくの席は中央の列の真ん中あたりで、しかも隙間なくぎゅうぎゅう詰めにデスクが並んでいるので、ほかの生徒の机を飛び超えていかなければならない。しかも、もう詩の講座は終わっており、ほかの授業が始まっていた。

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4月9日の夢(天気予報の時間)

 家で妻とラジオを聴いている。ちょうど天気予報の時間だった。アナウンサーは今夜からの天候についてひとしきり述べたあと、「これは一色さんのいる地域ではないんですけどね」と言う。ぼくも妻もびっくりする。

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4月5日の夢(ブライト先生着任)

 遠い地方の町にあるぼくの仕事先にブライト先生が着任した。それを確かめると、ぼくは新幹線をはるばる乗り継ぎ急いで家に帰ってきた。妻に先生が無事に着任したことと、新幹線が少し遅れたことを報告する。ぼくに子供はいないのに、家には一人の息子がいた。

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3月7日の夢(ボードゲーム)

 ぼくは高校生でボードゲームの代表選手として砂漠に連れて行かれる。ここで体育会系の教師の号令のもと、将棋盤のようなボードゲームのトーナメントをするのだ。しかしぼくはそんなゲームなどやったこともなく、もちろんルールも知らない。猛者たちに立ち向かってもとても勝ち目はないと思うが、とりあえずやるだけのことはやりたい。対戦が始まったとたん、「ここは眩しい。日陰に行こう」と言って、場所を移動する。単なる時間稼ぎだ。そんなぼくのためにチームメイトたちがぼくに駒の動かし方を教えてくれる。気がつくと、いつのまにか時間が過ぎ、対戦相手がひとりで盤上を見つめている。はて、ぼくは勝ったのだろうか、負けたのだろうか?

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3月6日の夢(バルーン・シューズ)

今日は短歌の先生のところへ行く日だ。妻が買ってくれた新品の靴をはいていく。教室ではとてもファッショナブルな若者たちが車座になって座っている。先生の講話を聴き、いざ帰ろうとすると、ぼくの靴がない。玄関にあるのはとてもユニークな靴ばかり。妻が買ってくれたのはもしかしたらこれだったかと、1足の靴に足を通す。青いビニールの四角いバルーンみたいなシューズだ。とりあえずこの靴をはいて会社に帰ることにする。

会社に着くと引っ越しの最中だ。こんな靴はふさわしくないなと思う。地面に長四角なプランターがいくつも並んでおり、それを力をこめてひっくり返す。

 

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3月4日の夢(お母さんは熊)

 田舎の大きな屋敷に住んでいる。今日は若い男女が集まり、ホームパーティーだ。「ギターを弾いて」と言われ、まんざらでもない気持ちになる。「もう何年も手にしてないんだけどね」と言いつつ、買ったばかりの新しいギターに弦を巻き始める。しかし弦にはガムテープのようなものがいっぱい付いていて、なかなかうまくいかない。それにキイを合わせようにも、ピアノがないじゃないか。誰かが「あそこにピアノがあるよ」と言う。しかし黒い布の下に隠されているのは箪笥か何かだ。突然「おかあさんが大変だ」という声が庭から聞こえる。慌てて駆け付けると庭の黒土にあいた大きな穴の中に、ぬいぐるみの熊がいて、ギクシャクとぎこちなく動いている。お母さん、どうしたの?

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3月2日の夢(上野駅のコインロッカー)

 出張から帰ってきたばかりなのに、もう新しい仕事が入った。神田の古本屋街の歴史を本にする仕事だ。これはぼくにしかできない仕事だと思う。早速取材のため古本屋で店主のおばさんと話していると、同僚のMくんとFくんがやってきた。もう夕方なので後の取材を二人に任せ、ぼくは一度会社に戻ろうと思う。

 上野駅のレンガ造りの駅舎の階段を上る途中で、コインロッカーに荷物を預けたままだったことに気づく。ポケットから157番のロッカーの鍵が出てきた。だがそのロッカーに荷物を預けたのはFくんなので、ぼくは157番のロッカーがどこにあるのか分からない。広い上野駅の中をJR、地下鉄、私鉄と探し回る。

 真っ暗で誰もいない一本だけの地下ホームに迷い込んだ。線路を越えるために、崩れそうな土砂の上を渡っていかなければならないのが、とても恐ろしい。向こうから除雪車のようなものがやってきた。だがグワーッという轟音とともに黒い車体から吐き出したのは雪ではなく土砂だった。古い窓ガラスすれすれまで土砂が堆積する。それでもガラスが割れないのが不思議だ。

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3月1日の夢(新しい劇場)

 地方の街に新しく大きな劇場ができたというので取材に行く。ホワイエがロココ調で純白の配色。美しいだけでなく、驚くほどの広さだ。ベッドのようなソファーが何台も置かれており、観客は寝転がってくつろぐことができる。集まった人たちの中に懐かしい顔があった。会社で同僚だったグラフィックデザイナーのSくんだ。「一度タイムレコーダーを押してから来たの?」と尋ねると「そうだよ」と言う。勤めを終えてから来たのか。ぼくは直行で来たのに、あいかわらず真面目だなと感心する。

 見て回るうち、トイレはどこにあるのだろう?と気になりだす。ふと見上げると、通路の壁の高いところに木製のドアがいくつも並んでおり、そこがトイレだと気が付く。斜めにつけられた階段を登り、無理な態勢でよじのぼるように個室に入る。ここでは食事をすることもでき、オーダーをするとウェイターが届けてくれるのだ。ウェイターは「こんなものおいしくないですよ」と言いながらも、巨大なトレー二枚を思いきり反動をつけて部屋に寄越してくる。しかし食べてみると、卵チャーハンもケーキもとてもおいしい。

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2月21日の夢(Sさんの家)

 友人のマンガ家Sさんがぼくのためにアパートを借りてくれた。昭和の木賃アパートの二階で、住んでいるのは貧しくて荒々しい若者たちばかりだ。公務員がやってきて、台風の被害はどうだったかと聞くので、気がついたことを教える。

 今日はSさんが昔暮らしていた家に行く。その家はがらんとして狭く、室内には何もない。さらに行くと、公園のようなところに出る。その先に大きなホールのような建物があり、ここもSさんの家だ。いや、このホールのためにこそ彼女は家を借りたのだ。ホールはガラス張りで、若者から中年までの男女が熱心にステージを見つめている。左手のドアをあけて中に入る。皆不審そうにぼくを見る。「Sさんの友だちです」と言うと、フレンドリーにぼくを通してくれる。けれど、ぼくのいる場所からは彼らの見つめているステージを見ることができない。

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