6月24日の夢(女系家族の家でキャベツをご馳走になる)

 出版社を経営する女性社長のTさんの家に遊びに行く。畳敷きの部屋に上って夕方まで長居してしまった。お茶菓子のかわりに立派なキャベツを丸ごとご馳走になり、生のままぼりぼりとかじる。とても美味しい。そろそろ失礼しなくてはいけないので、キャベツをレジ袋に戻す。何枚か葉っぱを食べてしまったものの、きれいな楕円形をしているから、問題ないだろう。

 Tさんの家には小学生からティーンエイジャー、中年の姉妹もいるが全員が女性である。きっと女系家族なのだろう。だが次の瞬間、ぼくは眼鏡をかけた若い男性とお風呂に入っている。

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6月20日の夢(車になった船)

 港をタンカーがさまよっている。やがてタンカーは白くて美しい帆船に変わり、陸に上がって街の道路を疾走し始める。ぼくは知人の運転する車に乗っていたが、その帆船が追いかけてくるので、ぶつけられないよう必死で逃げ回る。やがて帆船は美しい大型のオープンカーに変身する。

 オープンカーから降りてきたのは詩人たちだった。彼らは森の中に棄てられたピアノの周りに集まって朗読会をすることになる。一人の男性がピアノを蘇らせようと近づいていくので、ぼくも手伝おうと後を追う。鍵盤を叩いてみるが巻き付いた蔓の棘が指に刺さるだけで音は出ない。よく見ると、足踏みペダルがついている。ピアノではなくオルガンだったのだ。男性がペダルを踏み、ぼくが鍵盤を押すと美しい響きでオルガンは鳴った。ぼくは詩人たちのところへ戻り、「あの船は車に変わったけれど、船だったときの帆柱や船室はどこへ行ってしまったんだろうね」と尋ねる。

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6月19日の夢(クビになる)

 会社の仕事をさぼって詩のイベントに参加する。ベテランだからと舞台でしたくもない挨拶をさせられるのはいやだ。隅の方に身を隠そうとしていると、おせっかいな女性詩人のWさんとそのお母さんがやってきて見つかってしまった。自分たちのソファーの隣を勧められるので、しかたなくそこに座る。そこへ副理事長のAさんが現れ、開会を宣言した。このままではぼくも指名されるだろう。困ったなと思っていると、ポケットのケータイが鳴った。廊下に出ると、伝言メモが入っていて、会社で留守中に上司が探し物のため、ぼくのデスクを開けたと書いてある。引き出しの中が汚いのにも驚いたが、それ以上に仕事とは無関係の私物がいっぱい入っていたのにも愕然としたという。どうやらぼくは会社をクビになるらしい。

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6月16日の夢(詩人の来訪)

 A氏とYさんといえば最近人気上昇中の若い詩人の双璧だ。その二人が今日我が家を訪ねてくれるという。家には妻と老詩人のH氏がいて、ぼくと共に二人を迎える準備をしている。部屋には窓が二つあり、その向こうを若い男が通るのが見える。そして男はすぐに玄関から中に入ってくる。所用ができてYさんが来られなくなったので代理に自分が来たという。

 男は上半身裸である。気づくとぼく自身も上半身裸だ。床には黄土色と灰青色の二枚のシャツが落ちている。網目の粗いすけすけのシャツである。ぼくは灰青色のシャツを拾って身につける。

 さてこの家のどこで二人の朗読を聞かせてもらえばいいだろうか。妻が「二階がいいんじゃない?」と言う。なるほどと思うが、次の瞬間、家には二階がないことを思い出す。でも、ぼくらはもう一軒、マンションを持っていて、その二階を使えばいいのだと気が付く。二人の詩人に「スタジオのような部屋があるから、そこに行こう」と声をかけ、長方形の記憶媒体を探して手に取る。

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6月1日の夢(特殊詐欺)

 自分の職場であるピアノ音楽誌編集部のデスク。ピアノの先生への特殊詐欺が最近多発しており、それに使われないよう、ぼくは詩人名簿を机の下に厳重にしまい込む。手口としては「詩人のA氏が作った楽曲が琴や三味線など和楽器で演奏するのに適しているので、ぜひあなたに演奏してほしい。ついては著作権料をあなたの方で負担してほしい」と騙して振り込ませるというものだ。

 ぼくの向かい側にそのA氏が座っていて、「そんな詐欺にみんな簡単に引っかかるものかね」と疑わしそうに言う。ぼくは「この名簿にも数百人はいると思う。でも、ぼく自身を含めて、みんな2年もすると引っ越してしまう人が多いから、名簿はすぐ役に立たなくなってしまうんだけどね」と答える。

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5月28日の別の夢(アフリカ)

 妻とアフリカ旅行に行く。宿泊したのは日本人の経営する中華料理屋の二階。一階の店舗では中年の男が料理を作り、若い娘がレジに座っている。ぼくらはその傍らを過ぎて二階に上がる。客室は畳敷きの和室である。

 お櫃を見ると、お米の中に巨大な軟体動物が二匹のたくっている。驚いて階下の二人に「これは何?」と尋ねる。二人は「それはカタツムリだ」と言う。他の容器に移そうとすると、その中もまた巨大カタツムリでいっぱいだ。窓の外からは青光りするイグアナが室内に飛び込もうと待ち構えている。だがそれより早く窓から大きなサルが飛び込んできた。ぼくの足の上に座り込み、ぼくを見つめて「ほっほっほーっ!」と言いながら胸を叩き出す。話を通じさせるにはこれしかないらしい。ぼくも真似をして自分の胸を叩く。猿のくせに、その胸には小さなテレビモニターがついていて、それが身分証になっているらしい。ぼくらはいつアフリカから日本へ帰れるのだろうか。

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5月28日の夢(豪華客船のようなビル)

 夜、クライアントを訪ねて、スタジオに行く。すると「ここに残って私たちの仲間にならないか」と声をかけられ、そのままレコーディング・スタッフの一員となる。そこは三階建てのビル全体がスタジオになっていて、有名なミュージシャンの姿も見える。

 一階と二階の間は螺旋階段になっていて、ステップの隙間から階下が覗ける。ステップには何冊もの本が置かれていたが、ぼくはそれに気づかず、隙間から本を落としてしまった。階下から女性の「きゃーっ!」という悲鳴が上がる。幸い、階下にいた男性が「ごめんなさい。ぼくが本をそんなところに置きっぱなしにしたからだ」と言ってくれたので、ぼくは責任を問われずに済んだ。芸能界は先輩後輩の関係が厳しい。一番後輩であるぼくは何かと厳しい立場にあり、危ういところだったなと胸を撫でおろす。レコーディングはそのまま夜を徹して未明まで続いた。私たちの働くビルはまるで大きな豪華客船のように輝いて見える。

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5月14日の夢(テヘランの日本書店)

 仕事仲間のT氏とぼくの妻ともうひとりの若い男と四人でテヘランにボランティアに行く。集会をしている間にも砲弾が飛び交い、とても危険な雰囲気だ。T氏が「ニュースの時間はちゃんとテレビをつけた方がいい」と言って、テレビをつける。彼はもうテヘランに移住するつもりで、家まで買ってしまったという。なるほど、傍らに石造りの家があり、木製のドアがしっかりと施錠されているのが見える。その隣は大きな本屋だ。なんと日本で刊行された本のみを扱う専門書店ではないか。店内にはたくさん現地の人がいて賑わっている。「ドラえもん」を立読みして笑っている少女もいる。妻が「ねえ、私たち、これから二時間はここで何か書くことにしましょうよ」と提案する。

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5月13日の夢()

クライアントの事務所に行く。そこは海のそばである。同社には何か悪しき組織とのかかわりがあり、不正な取り引きが行われているらしい。報道によればこれでもう同社も終わりだろう。

茫然として電車に乗る。目的地に向けて何度も乗り継いでいるうちに、本来の行き先を忘れ、別の方向へ向かっている。ここは一体どこで、ぼくはどこへ行こうとしていたのだろう? 当惑していると妻から電話がかかってきた。明るい声で「ごめん。私、これから一時間半かかるけどいい?」と言う。どうやらぼくは彼女と待ち合わせていたらしい。ほっとして「うん。いいよ。でもどこで待ち合わせしていたんだっけ?」と聞き返すと「町田」と言う。これでぼくの行き先も決まった。でもここはどこで、どうやって町田へ向かえばいいのだろう。

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5月3日の夢(謎の手帖)

 会場に着いた。何の会場だか分からないが、楕円形のまあまあ広いホールである。真ん中に白い椅子が数十置かれているのは観客席だろうか。両端に小高く盛り上がった場所があり、ゴミの山のような感じだ。左右に休憩所のような場所があり、そこには別の色の椅子が置かれ、軽食も売っているようだ。ぼくは左の休憩所の椅子に座っているが、女性職員が椅子を片付けだしたので、自発的に退去することにする。

 会場をひとめぐりしたところでお腹が減ったので、ランチを食べようと思うが、先ほどまであった休憩所も軽食の施設も片付けられてしまっている。どこかに座りたいので、しかたなくゴミの山の上に登る。先客の女性もそこに座っているので、ぼくも少し離れたところに腰をかける。

 ふと気づくと文庫版くらいの手帖がゴミの中にある。開いてみると、誰かの手書きによる重要文書らしい。そっとポケットに入れて外に出て、タクシーを拾う。乗り込むとタクシーは屋根も車体もほとんどなく、シートも左端の部分だけだ。しかもバー(棒)を乗り越えないと席につけない。ようやく跨ぎ越えて席に着き、運転手に「最近、足が上がらなくてね」と言い訳をする。

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