追悼短歌 「敗者の美学」へ

追悼短歌 「敗者の美学」へ

雨音が涙に聞こえる二十五時自殺したKを思い出す夜
サイレンのように夜から木霊する詩人になりたい詩人になりたい
真夜中で夢を語る忙しさ彼を殺した言葉の世界
遺言は最果タヒみたいな詩人彼の遺した敗者の美学
大詩人大舞台で対談をそんな約束忘れてしまえ
僕はもう為平さんを超えたから笑って君は空の彼方へ
死んだ詩や死んだ詩人に用はないそう言う君は今は亡き人
僕の名はまだありますかアカウント彼がまだいる現代詩フォーラム

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