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紅い紐
紅い紐
「お前が必要なんだ。」
「でも、俺は妻を愛しているし、故郷を離れたくはない。」
「会社に縛られて、シャツがシワシワになって、
ネクタイが曲がってても、笑って営業に…」
そこまで言って彼は急に
携帯の声を押し殺した
一人寝の女の部屋で
夜が震えた
私は彼を縛る総てのものから
解放して
色を着けてあげたかった
(お前が必要なんだ)
守れない告白
色褪せないうちに
私は薬指に
ガーネットの指輪をつけて
空中で手首を
ひらり ひらり
と揺らす
まるで心中する事を
手招きするように
月
月
月
(乱太郎)
淋しげに唄う
恋などとっくに忘れて
靡く淡い音色
月の後ろ髪が解かれるとき
湖面の中央辺りに
漂う
在りし日の君の輪郭
月
(月夜見)
在りし日の恋ひとつ
水面に写るは
偽物の月の形
拾えど
掬えど
盗めない月
私の手は濡れていました
あの人との歳月を
泣くように
カテゴリー: 16_携帯写真コラボ短歌
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詩
詩
例えばそれは
赤ちゃんの握り拳から
例えばそれは
浅い眠りから
例えばそれは
活火山のマグマから
混沌と極彩の向こう側
ゆらゆらと
浸透してゆく
言葉にならない文字
バースデー
バースデー
あなたの口に
シフォンの肌を
仄かなは炎は
あなたを温め
歳月が丸みを帯びて
一年の情熱に
火を灯す
この日
初めて泣いた
あなた
金木犀の薫風に寄せて
黄金の祝福と
月桂樹の冠を
今日のあなたに
届けたくて…
あなたの口に
シフォンの肌を
仄かなは炎は
あなたを温め
歳月が丸みを帯びて
一年の情熱に
火を灯す
この日
初めて泣いた
あなた
金木犀の薫風に寄せて
黄金の祝福と
月桂樹の冠を
今日のあなたに
届けたくて…
月齢 1.5
月齢1.5
海が荒れてくる
深い底から彷彿と
なにか躰を流れていくような
小さな月を身ごもるような
潮の渦 月の引力に支配された
躰を持つ「女」
苦い夜 甘い夢 掠れた声
私 月齢 1.5