恋愛ごっこ

恋愛ごっこ
さっぱりと切った髪を弄っては軽くなった過去にサヨナラ
手折られる花一輪の哀しみを抱いてふるえる冬の陽光
ねぇ夏美 恋って冬至を越えれるの 試して傷を幾つ数えた
初霜に蝕まれゆく花びらのようなあなたの心がみたい
この指輪あなたが噛んだ歯形です今は見知らぬ誰かの傷痕
固いなら約束なんていらないのふるえる指が欲しがるリング
哀しみを重ね塗りする悪戯を教えて重ねた罪木を崩し
囲まれた四角い部屋はいつも夜朝を遮る白い錠剤
寒空に心ひとつ置き去りに透明に濁る君への想い
愛してはいけない人と知りながら背伸びした分キスして欲しい
目を閉じて独りの夜を閉じこめる瞼は火照る君を想えば

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