監禁

監禁
誘っても 拒む少女の 夏のドア 開け放ったまま 消える足跡
うたいだし 「ここにおいでよ」 の優しさが いつの間にか 身を裂く稲妻
夕立にうたれて 二人滑らせる 汗と蜜と甘い舌
屋敷には 黒い部屋に 君は明日 手錠をされて 啼いて悦ぶ
叫んでも すがってみても 僕はまだ 赦さないよ 赦さないよ
君の汗 君の涙を吸った 部屋 君はまたくる 嵐の夜に
呼んでるよ 君の味見を知る畳 自ら曝せ 珠露の肌
自ずから 君が抱かれた その屋敷 私は名付けた 君の鳥籠

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