« 「かまくら春秋」�456. | メイン | 特集「ことばの力 詩の力」. »

2008年04月08日

「愛しの鸚鵡」.

詩の勉強会で話題になったので、久し振りに原田康子さんを読みました。
「愛しの鸚鵡」は『サビタの記憶』に収められている短篇です。

小池真理子さんの「彼なりの美学」(『ひるの幻 よるの夢』)が、「愛しの鸚鵡」とほとんど同じ要素で書かれていることに気がついて、これはオマージュなのだろうか? とも思いましたが、それでは現在、新聞で真理子さんが連載されている小説は? と尋ねたくなりました。

月刊誌「かまくら春秋」で連載中の、私の小説を読んでくださっている方は、読売の朝刊の連載小説も、読んでいただけましたら幸いです。

最初、私は忍耐力を試されているのかな? と思ったくらいです。
新聞の連載小説を読む習慣の無い私も、読まざるを得ない要素が並んでいます。

投稿者 otonasii : 2008年04月08日 06:11

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.a-happy.jp/blog/mt-tb.cgi/3934

コメント

具体的には、主要となる三つの町が重なっている。
若く美しいという設定の男性主人公の名前が同じ。
年上の「先生」と呼ばれる女性の存在。
そして、「あやめ」(片岡)と「夏子」(真理子氏)という名前・・・、これは樋口一葉の母の名前と本名です。

さらに、例えば、3月に発行された「かまくら春秋」の第16回のP.23後半からの部分と、読売新聞朝刊2008年4月5〜7日の第142~144回の、車と雨の描写など、重なりすぎて、気味が悪いです。

「愛しの鸚鵡」についても、原田康子のファンだったら気づきそうなものだけれどね〜と、知人は言っていましたが、そういう人は、小池真理子を読まないのかも知れません。

読者の重ならないところでなら、要素や描写を無断で持ち込む、そういう癖のある人が、もう一人いたということなのでしょうか・・・。

投稿者 otonasii : 2008年05月03日 09:15

土日の朝刊にも、小説が載っていることさえ知らないほど、新聞小説には興味がなかったのですが・・・。

「平岡旬」というのが、真理子氏の新聞小説の男性の名前です。
今朝あたりからまた登場してきました。

投稿者 otonasii : 2008年05月26日 21:13

「読売新聞」2008 6 29(日)朝刊の第224回。

「夏子は力をこめて、メールの送信ボタンを押した」
・・・片岡の「かまくら春秋」�454の小説の、第14回の最終行を少し変えただけの表現。

 これだけならば、問題にならないはず。
 けれど、人名、地名、そして、幾重もの描写の重なりが、これもまた・・・、という印象を持たせる。

投稿者 otonasii : 2008年06月29日 21:05

「読売新聞」2008 6 25(水)朝刊の第220回

「自分から先にメールを送ったり、電話をかけたりすることは決してするまい、と夏子は固く決めていた。」

・・・「かまくら春秋」�457の小説の、第17回の冒頭部分を使ったと思われます。

投稿者 otonasii : 2008年07月22日 05:18

コメントしてください




保存しますか?