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2008年08月30日
静かなブログ.
ここのところ、4回にわたって書いてきた、新聞小説についての指摘を、一時的に非公開とすることにしました。
「かまくら春秋」の小説の掲載号を、担当の方にお送りしたのですが、このブログに掲載されていることが、より深く読んでいただくための障害になっていると判断したためです。
こちらが10ヶ月もかかって読んで感じてきたことを、数時間や数日で読み取っていただくことは難しい。
落ち着いて、理解していただく必要が、あると思いました。
こうしたことが起こったとき、関係者は慌てるものです。そして身を守ろうとする。
けれど、読者というのは深く、長いものです。
私の小説を読んでくださっている方で、指摘の小説の関係や描写を似ていないと言った人は一人もいませんでした・・・。
指摘後も同じことが起こっていることに、気づいていただくため、そのようにしようと思います。
他人の聞こえない音が聞こえるのは、苦しいことです。
先日も、高校生の詩のコンクールで、候補作品を選ぶ際、複写されなおした作品に、2枚目が欠けていることに気がつきましたが、その場にいた他の推薦委員は、そのことに気づきませんでした。それどころか、ナンバーがふっていないから、2枚目は無いと、事務局から言われました。
けれど、元の作品の山を探していただいたところ、そこには2枚目がありました。
無事、2枚目もある詩として、候補に挙げることができました。
「絶対言葉感」・・・詩人のNさんが下さった言葉です。
私自身の、その感覚に耳を澄ませ、これからも書いていこうと思っています・・・。