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2006年04月29日
豊かな時間。
3冊の本を同時に読み始めた。
開高健と伊坂幸太郎とそしてあと一册。
なかなかバランスのいい組み合わせとニンマリしている。
あと一册はというと沢村貞子の「私の台所」。
背筋がぴっと伸びた着物姿が似合う老女優が浮かび、
うちの家族に聞くと、劇的な人生を送られた方のようだけど
読みながら、明治生まれの下町育ちと知ってびっくらこん。
他者との関わりは「つかず、はなれず」が一番だなんて
さらっと書いて、とっても“男前”。
なんだかかっこいいじゃありませんか。
人に対してのさりげない心遣いに頭が下がり、
こざっぱりとした暮らしを好むその姿には、
最近ではあまり感じることのない豊かな時間が流れていて素敵ですな。
私はといえば、時間を上手に使っているつもりでも、
せかせかと毎日は過ぎていき、
どうも時間も気持ちもチグハグにバタバタで……。
いけませんねぇー。反省、反省。
さてと、ちょい気分を変えて開高健。こちらも“男前”か?
このエロオヤジ!とゲラゲラ、いやいや楽しく読みながら
なんだかワインやシングルモルトのマッカランとやらが飲みたくなってきた。
こんな感じで始まった黄金週間の1日目。
思い描く“豊かな時間”にはほど遠く……(*_*)、
琉球アンダーグランドでも聴きながら、早速、今から買いに行く(^。^) 。
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写真は収穫間近の庭のイチゴ!
蟻に先を越されぬよう日々観察中。
2006年04月26日
雲の切れ間に。
クルクルと変わりやすいお天気ですこと。今日は雨。
毎年のことだけど、この時期、病気が再発しそうになる私。
うーーーっ、病名は、“オキナワイキタイ病”。
ものすごーく前、初めて沖縄に行った時、飛行機の中でのこと。
客室乗務員さん:「沖縄は初めてですか?」
私:「あっ、はい。」
客室乗務員さん:「楽しいご旅行になるといいですね。
これをどうぞ。」
私:「どっ、どうもありがとうございます。」
いきなり声をかけられてポカーンとしている私に
客室乗務員さんがくれたのはキャンディの沢山入った袋。
飛行機が離陸してから、ずっと窓におでこをくっつけたまま
その下に広がる珊瑚礁の青に心奪われていた私に
あげたくなったのだと思う、たぶん。
うふふ、ほんと、沖縄の旅は
ワクワクするようななにかがおこります。
そんなことを思い出しながら、
空を見上げると、いつの間にか雨はやんでいて
流れていく雲の切れ間に少しの夏空。
赤いデイゴの花、見たくなりました。
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この病に多少効く1枚のカメ写真。
このコバンザメ、どう見ても、くっつき過ぎよねぇ(笑)。
2006年04月22日
恒例のお引越し。
そうそう、うちにはメダカが250匹ほどいます。
毎年この時期、膨らんだメスのお腹はぱんぱんで
ホテイ草をそっと持ち上げると、おっ!今年初の卵確認。
水温がまだ低いので稚魚が生まれるのはちょっと先ですが(6〜10月)
今年生まれるメダカのために水槽を準備しておかねば。
ということで、昨年生まれのチビメダカ(約50匹)たちは
小さな水槽から大きな池や石臼へ引越しました。
引越し先の池や石臼にはもう3、4年生きている“主たち”がいます。
(寿命1年と聞いていたメダカ。今じゃ、メダカには見えないヤツもいる)
チビメダカたち、朝からひしゃくに揺られ、初めて見る巨大メダカに
今頃、“びっくらこん”かもしれません。大丈夫だよ。
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黒や黄などいろんな種類がいる日本のメダカ。
写真は引越し途中のチビメダカ。右側が全長15mm程度。
“主たち”もいずれご紹介いたします。
そういえば、日産・マーチの春の新CM、イメージカラーは“黄色”。
15秒よりも30秒タイプのほうがいいなーと。
2006年04月10日
蟻んこサイズ。
実は私、長い間、新聞をとっておらず
こんなことを周りの人に話すと
時には軽ーくお叱りを受けることもあるのだけど。
でもねぇ、新聞読まなくても困らないというのが正直なところで
今じゃ、最低限の情報はネットやテレビで十分。
だけど最近じゃ、そのニュースさえ、徐々に見なくなってきた。
理由は簡単。見ているとたまらなく息苦しいのだ。
このどんよりとした閉息感は一体どうすんのよ、って感じ。
この数日、音を消した画面に映る悪代官顔の小沢さんを見ながら
もしも、人だけが蟻んこくらい小さなサイズになったら
世の中の見え方や考え方は少しは違ってくるかなーと考える。
ま、社会はそんな単純でもないし、“もしも”もない!アホッ!と
家族には一喝されましたけど。ごもっとも。
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ソメイヨシノが終わったと思ったら次はボタン。
春は深まるばかりです。