« 2005年11月 | メイン | 2006年01月 »

2005年12月31日

不覚にも……。

年末に読む本でもと思い、図書館へ行った。
新刊のコーナーで重松清の「きみの友だち」を見つけ、
借りるつもりはぜんぜーんなかったのに
前から同著者の「疾走」を借りようと思っていたのもあって
図書館の一番奥にある一人掛けの椅子に座って少し読んでみた。
誰も来ないような場所だった上、読んだところが悪かった。
涙がぽたぽたと次から次へと止まらなくなってしまった。
下を向いてハンカチを握りしめ洟を啜っていたら、
窓のブラインドを閉めにきた図書館員の女性に突然名前を呼ばれた。
「予約していた本が来てますよ。」と。
うーっ!なんでこんな時に?!どうして私の名前を?
とグルグルの頭にこの顔はかなり恥ずかしい。
平静を装うとした私の顔は困り顔だったはずだ。
その女性も図書館で泣きながら本を読んでいる人に驚いたとは思うけど。
だけど、私、この図書館で名前を覚えられるくらい常連だったっけ?
年末にこんな恥ずかしいことが待っていようとは。はーっ。
教訓:泣きそーな本を読む時は一人の場所で読むべし、絶対に!

あと数時間もすれば
遠くの方から静かに除夜の鐘が聞こえてきます。
いよいよ新年です!

投稿者 jinbei : 16:28 | コメント (0) | トラックバック

2005年12月28日

360度クルクル、ロバート・サブタ!

押し入れや棚を久しぶりに整理した。
随分こんなこともしていなかったので
結構必要じゃないものも増えているもんだな?と思いながら
ハードカバーの小説やらCDなんかを処分したら
随分とすっきりするじゃないか。
う?ん、よしよし。
もちろん、こんなことを始めたのには理由がある。

日頃“欲しい?”と思っても
一日経つとほとんどの購買意欲は消えてしまう私。
が、今回かなり刺激されてしまい、予約したものがある……。
とはいえ、ちょっと迷った。
というのもその“欲し?いモノ”は大きいのだ、とても。
置いておくには場所をとるし、
将来何かの役に立つようなモノでもない、たぶん。

で、予約してから約3週間。待ってたよー。
ということで私の物欲を刺激した“モノ”はコレ。
View image




View image
View image
すばらしいですねぇ。
閉じたり開いたりクルクルまわして見ています。
時間がたって接着してる部分が剥がれてきたら
複雑すぎて補修できないかもなー。
ちなみに背表紙部分は厚さ約5cm。辞書並みだ。
来年にはサメに関するものも発売予定だということ。
サメか?、う?ん、魅力的だ。困った!

投稿者 jinbei : 20:13 | コメント (2) | トラックバック

2005年12月22日

ホワイトクリスマスならず?


南国にめずらしく雪が降った。
朝、窓を開けたら外は真っ白で急いで外へ出た。雪だー!
風が強くて降ったばかりの雪が屋根の上で舞い上がっていた。
うーっ、さっ、寒い!日本列島冷凍中。
うちのめだかもさぞ、寒いことだろう。
分厚い氷がはっていたので心配になって
氷をわって、中をのぞいてみた。
大丈夫、無事だった。
今年、生まれた小さいめだかも水底で
じっとたえていた。
気持ちはお湯でも入れてあったかくしてあげたいが
その変化は逆効果となるので気持ちだけ。
「がんばるんだよ、春はまだ遠いけど。」
View image
もう少しでクリスマス。
あと2日くらい残っていてほしかったけど
雪は温かい太陽ですっかりとけてしまいましたとさ。

投稿者 jinbei : 20:10 | コメント (5) | トラックバック

2005年12月06日

「東京タワー」


「東京タワー」を図書館で予約してきた。
買おうかどうしようかと思っていた本で
検索してみると既に予約者は6名。
で、私は7名目の予約者となり、
この番号では読むことができるのは年明けだ。
ちなみに「東京タワー」 は江國香織じゃなくて
リリー・フランキーのほう。
読んだ人に聞くと号泣するらしい。
泣くのはいいけど周りに人がいる時にはちょっと、なので
家や車でしか読めないかもしれない。
買おうと思った大きな理由はリリー・フランキー本人が
ずっと大切に持っていてほしいから装幀を丁寧に作ったと
言っていたからだ。
それと同じ学校に通っていた人でもあるので
どんな文章書くのかなーという興味もあり。
(しかしこの学校を中退する人、
物書きで大成してる人が結構いるんだよな?。なんで??)
買うのは読んでみてから決めようと思う。
View image
ということで代わりに借りてきた本
「古道具 中野商店」(川上弘美 著)。
これがわりと面白い小説で。
どこが面白いかというと
半分は、馴染む何かがそこに行けばありそうなこの題名(なんかいい!)、
あと半分は古美術じゃなくて古道具屋(古いコタツやストーブまで売ってる)という場所と
主な登場人物が4人という少なさ、どの人もキャラが濃くて単純で、どっかにいそう。
あと少しで読み終わるけど喜劇なのか悲劇なのか
どんな最後になるのやら楽しみだ。
映画化とかしたら案外面白いかもな?と感想。
(ヒットはしないでしょうが。)

投稿者 jinbei : 18:36 | コメント (2) | トラックバック