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2012年01月11日

老年

P1010846.JPGレモン3個使っての早春のアレンジです。
尾世川正明さんが1980年に出された詩集『花をめぐる神話』のなかに「老年」という詩があります。こんな旅にそのうち出れたらいいなと思っています。そのために今すこしずつ準備しています。
       老年
            尾世川 正明

  いつかある日、老いて背骨がきしみ、顔に
 は汚いしみが浮き、髪も落ち、白ぞこひに瞳
 もくもり、人々が私を腐肉を見るように嫌う
 とき、私は日々を託した習慣を逃れ、残され
 た自負を捨てて旅に出ることができるだろう。
  からだは町に縛られていようとも、こころ
 は全く見知らぬ方角へ、黙々として歩み去り、
 そのまま戻ってこないだろう。どこか遠い海
 辺に立って、石板に無意味な文字を刻みつけ、
 森に住み、葉脈の不吉な模様も読むだろう。

投稿者 eiko : 2012年01月11日 13:15

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