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2011年07月17日

ジャック&ベティー

P1010689.JPG豆の木があっというまに2倍の高さになった。確かに成長が早い。それで名前をつけた。すらっとした感じのほうをジャック。白い植木鉢(それにしても汚いなあ)。茶っぽいほうがベティーである。外に出しっ放しで一日1回は水やりしているせいか、しょぼんとした感じになったことはまだない。暑さに強い。色つやよく風に吹かれている。
ここ数日、ギリシャ神話を読んでいた。こう暑い日が続くと、ひきこもりになってしまう。食事の支度と洗濯と水やりぐらい。体調くずしたら損しちゃうと自己弁護している。神話系はもともと好きだった。あまり考えたことはないが、記憶の最初にある本はギリシャ神話のような気がする。アトラスやペルセウスやヘラクレスや、その場面の絵が思いだされる。昔々、脳のすみにインプットされた絵である。両腕で天をささえているアトラスの絵の下には、助けを求めてさわぐから地震が起きると書いてあった。明るくて華麗な世界と一言でいってしまうのは乱暴だけど、これほどエロスがうずまいている世界も珍しいのでは?なんて思った。簡単な描写ゆえに果てしなくふくらむ。子どもの頃は英雄にあこがれていたけど、今回読んでみて、登場してくる女(性)性に惹かれた。混沌の中からあらわれ、すべてのものの母になった大地の女神ガイアの母性もすごいが、王女メディア(彼女は伯母にあたる魔女キルケから秘法の魔術を教え込まれている)のパワーに圧倒された。愛した男イアソンをどんな残酷なことをしてでもに守っていく。最後には徹底的な復讐というかたちをとりながら、イアソンの命だけは守る。この世で愛した、ただ1人の男イアソンには、自分がいない世の中がどんなに味気ないか思い知らせてやるのである・・・・おそるべし! でもワカルカモ。

投稿者 eiko : 2011年07月17日 14:04

コメント

ジャックの木に久しぶりに会えました。わが家のジャックの木はたちまち伸びて、たちまち枯れてしまい、かわいそうでした。今はいません。
その前に名のわからない南方のかんきつ類の種からの木を二本、シューメイカー・レビー(これは彗星の名でした)の木と名付けて育てていました。今もまだ一本は残ってベランダにがんばっています。

投稿者 ruri : 2011年07月19日 14:53

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