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2011年11月11日

半島へ

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今、庭に咲いています。この花たちのとなりでは、夏を越したバジルが種を落として沢山芽吹いています。菊も薔薇も健在です。紫式部もまだ色鮮やか。ツワブキも負けていません。今年は初めてレモンがなりました。イチジクもなりました。

『半島へ』稲葉真弓を読んでいてとても気にいった文章を見つけました。以下全部引用です。

・・・ええ、そう・・・中世のこと、男たちはこぞって戦争に行き、女たちはぽつんと田舎に残されていた。何ヶ月も何ヶ月も森の掘っ立小屋にひとりぼっちで。毎日が想像を絶する孤独だった。寂しくて不安で、だから彼女たちは、話さずにいられなかった、木や植物や野生動物たちと。ときには木や草の声に耳を傾け、薬草を作り出し、それによって傷ついた心身を癒したものよ。孤独をなだめるために自然と合体すること、それは先史時代の自分を取り戻すことでもあったのよ。ほかにどうすることができたっていうの?殺し合いなんてうんざり。森にいれば大きなものが自分を守ってくれる。素朴で忍耐強い女たちはそう信じたのよ。けれども、木や草と話をし、あやしげな薬草を作る彼女たちを、あれは魔女だ、殺してしまえと弾圧する人が現れ、森の女たちは生きたまま焼き殺された。何万、何十万もが火あぶりとなった・・・なんてこと!なんて理不尽な悲劇なの!魔女狩りはそうして起こったのよ。アニミズムなんかじゃない。邪宗でもない。彼女たちは自然の優しさに癒されたかっただけなのよ・・・

投稿者 eiko : 2011年11月11日 16:30

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