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2011年07月26日

爆笑

      爆笑
         福島敦子
  くす玉は割れる
  どわぁぁっっっ!
  とわく声は響いて
  立ち上がり 押し寄せて
  行ったっきり
  くすくすくすくすくす…
  引き返しているのか
  また押し寄せているのか
  花びらがひらひら落ちてくる
  落ちてきたと思ったら舞いあがる
  突然 晴れわたった空に放り出される
  ひとりなのにみんながいるところ
  あの笑い声 ではなく もう音
  爆音!
  響きわたる
  のどに おなかに
  腕にふくらはぎに 胸に…

  ひかりのはしらがすっと差し まぶしい

佐藤真里子さんからこんな詩があるよと教えてもらった。『tab』という詩誌だそうだ。なんだか読んでいるとすかっとしてくる。青い空にでっかいくす玉ぱあんと割れて、あたり一面花園で、もうぐちぐちしたことなんかどうでもいいよみたいな感じになる。一行あけて、最後の言葉がとてもいい。元気いただき!みたいで心地よい。

投稿者 eiko : 2011年07月26日 14:27

コメント

月並みな比喩で、ちょっと恥ずかしいですが、炭酸飲料を思いっきり飲んだような、爽快感がありますね。

投稿者 青りんご : 2011年07月26日 21:59

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