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2006年04月27日

あれから12年・・・そして、皇帝と呼ばれる男

先日、フェラーリのお膝元イモラサーキットで行われたサンマリノGP。
前回のグダグダオーストラリアGPに比べ、意味深いレースになりました。

イモラサーキットの正式名称は
「アウトドローモ・エンツォ・エ・ディノ・フェラーリ」で
フェラーリの創始者の名前がついておりティフォシ達で毎年真っ赤に染まります。
フェラーリがこの地で勝利することは至上命題。
今年はシューマッハがセナの大記録をうち破る66回目のポールポジションから
そのままの位置を守り抜き、ティフォシ達の待ち受けるゴールを先頭で駆け抜けました。
イモラは抜きどころの少ないコースなので、チーム戦術がキーとなります。
シューマッハはペースのあがらないマシンを正確に操り、チームの戦略もズバリと決まり、
今や飛ぶ鳥を落とす勢いのF・アロンソの追撃をかわしました。

注目の日本勢は、ホンダのマシンを駆るJ・バトンは予選でフロントローを確保するものの、
不可解な3ストップとピット作業の不運も重なりあえなく7位。

スーパーアグリも琢磨&井出両選手ともリタイアという残念な結果に。
レース初盤のC・アルバースとの接触によって、井出選手の走り込み不足と
マシンのスピードのなさを露呈する結果となってしまいました。
パフォーマンスが向上している(アロウズの面影なんかないとかなんとか・・・)
SA06マシン投入が待ち遠しいです。


「音速の貴公子」と呼ばれたA・セナがこのイモラの地で散って12年。
シューマッハはこのスーパースターを失ったF1界で着実と力をつけていき
ついに、すべての大記録を塗り替えました。
その記録の数々は「皇帝」と呼ばれるのにふさわしい栄誉あるものです。
トップドライバーとして要求される彼の正確無比な緻密な走り。
レギュレーションによるチーム戦略の巧みさ。
常勝チームには欠かせないこの2つの要素ではありますが、
見ている私はしらけた気持ちになり、F1から足が遠のきました。
そう、彼に対抗しうる強い個性を持ったライバルに恵まれなかったためか。
好敵手として、2度のワールドチャンピオンに輝いたフィンランド人ドライバー
M・ハッキネンや、英国のスターD・ヒルがいたもののいまいち華やかさにかける
気がしました。(ファンの方ごめんなさい)
セナの時代、ホンダエンジンの活躍、中島悟氏から連なるの日本人ドライバーの参戦もあいまって、
私はF1サーカスに熱狂しました。それは、「ヨーロッパ至上主義」の中において、
南米出身のドライバーの一発の速さには目を見張るもののある天才的な走り。
彼を太陽とするならば、月の存在がその計算された走りから「プロフェッサー」と呼ばれたA・プロスト。
1988年のシーズンは同チームでありながら、チームオーダーを無視した(ように見えました)
2人のしのぎを削る争いは凄まじさを感じました。
この絶対的ベビーとヒールの絶対的構図は見る物を楽しませます。
脇を固める役者も面白く、その破天荒な走りが魅力の風貌にも特徴のあったN・マンセル。
セナの影にかくれてでやや脆弱な印象もありましたが、その朗らかな人柄で人気のあった
G・ベルガー(私は当時ベルガー贔屓でした)。いぶし銀の味を醸し出し始めた
全王者N・ピケ、そして若いJ・ハーバートらもがんばってました。
今回、皇帝ミハエルは彼らしい堅牢なドライビングで勝利しました。
セナを失った後のF1を支えてきた彼には、「皇帝」という称号よりも「レコード・マイスター(職人)」
の称号の方が彼らしい気がしてなりません。
A・セナはトップのままこの世を去りました。記録だけではなく、記憶に残る数々の走りを残して。
あれから12年・・・シューマッハの今回のレースはセナの思い出とアロンソという若きライバルによって
「皇帝の意地とプライド」という、記憶に残るレースとなりました。

sena1.gif

投稿者 minori : 2006年04月27日 16:49

コメント

プロスト、セナ・・・懐かしいですなぁ(´〜`)。

財産を投げうちレースにかけたマンセル、

雨のセナと呼ばれマシンの劣位をテクニックでカバーしたセナ、

当時まだ若くやんちゃだったシューマッハ。

彼らの熱い走りは、胸にグッとくるものがありました。

って「昔はヨカッタな〜」みたいな話になっちゃった。

ヤ〜ネ、年とると(笑)。

投稿者 monkey : 2006年04月28日 04:07

12年前はあまり見ておらず、ここんとこよく見てます。

そんな私でもセナの死をよく覚えているのは、その日高校の体育測定の日で、号泣している子がいっぱいいたから。

去年の逆バージョンの攻防を見て感動した者としては、今年の攻防も、シューの矜持を見たような心持で、シューの独走は面白くないけど、もう少し応援したくなりました。

個人的には、表彰台で必ず自分が飲んでからしかシャンパンファイトをしない、しかもすぐに引っ込むキミ・ファンです。

投稿者 イーディ : 2006年04月28日 15:51

昔の事を書き出すとキリがありません。

上記では色々申しておりますが、

最近はミハエルを応援しています。

彼ががんばらないと、面白くないので。

(まだまだフェルナンドには家督はゆずらんぞ!的なノリ)

キミの、念仏のような英語のスピーチが好きです。

ベルガーの話やフィンランド人ドライバーの事や

書きたいことがありすぎて、まとまらなくて困ってます。

投稿者 minoq : 2006年05月18日 18:06