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2012年07月29日

ヒグラシが鳴きました。

この数日猛暑続きですが、昨日からヒグラシが鳴き始めました。
昨年は20日ですから、今年は少し遅れているようですが、これを耳にすると私は、ああ、また夏が来たなあ!という思いに打たれるのです。少し物悲しく、寂しさをそそるこの鳴き声に…。

「夏は夜…」といわれますが、このヒグラシが鳴く「夕暮れ」が、私に「をかし」を感じさせる一番印象的な光景だと言ってもよいかもしれません。
日中の耐え切れない猛暑が、日が傾くころにふっと緩んで、風さえも出てくると、たとえクーラーをつけていても、狭い部屋での不自然な冷房は段々息苦しくなって、それを消して少しは生ぬるくても風が吹き込んでくる、それに心底ほっと息をつく感じの時にヒグラシが鳴くのです。
この一瞬に夏を感じます。しかし夜になると、パタリと風は止んで、今の時代ホタルを近くで目にする環境もなく、昔のように縁台で夕涼みという風情でもなく、夕食後は部屋に閉じこもってTVなど見るということになり、もちろん夜の街を存分に楽しむ人もいるでしょうが、そういう元気がなければ「夏は夜」とは言えないのです。
というわけで、今その夏の夕暮れのひと時に真夏を感じています。もう少しして夜が訪れると風が無くなり、また食事や食後の片づけやその他、生活の雑事や情報に振り回されることになります。

投稿者 kinu : 2012年07月29日 18:34

コメント

横浜の中区に住んでいますが、私も2,3日前にヒグラシの声を聞きました。昼はミンミンの声がしげく、セミと同時に結構いろんな鳥も鳴きます。
一昨日の夜明け、聞いたことのない鳴き声を聞き、気になって、ネット上でいろんな鳥の声を検索したのですが、見つからないままです。ピー、ピー、ピー、(一瞬の間休み)ピーッ、ピーッ、ピッキョ?というような、聞きなしのできないとりとめない鳴き方でした。まだ薄暗いなか、一羽で木から木へ飛んでから去って行きました。

投稿者 ruri : 2012年07月30日 10:25

ミンミンがこちらでも鳴き始めました。いよいよ本格的な夏ですね。夜明けに飛んで行った鳥は、オオルリではないでしょうか? この辺りの林でも見かける夏鳥です。大瑠璃の名のとおり雄はブルーで美しいですが、雌は茶褐色で地味らしい。夕暮れ時にここの裏山を歩いていた人が、目撃したと話していました。薄明の時間が好きなのかもしれません。当てずっぽうな推測ですが。

投稿者 kinu : 2012年07月30日 16:04

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