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2022年08月27日

8月27日の夢(三本の氷)

 コンクリート打ちっぱなしの大きな建物の二階にいる。ここは大学で、今は学園祭のはずだが、机も椅子もなく、ぼくの荷物は床に置かれている。入り口の方で人声がするので行ってみると、S社の専務だったM氏が笑みをたたえて立っている。あれ? M氏は亡くなったはずなのに、随分若くて元気だなと驚く。彼は柱状の氷を三本持っており、その二つは大きく、一つは小さい。金星軌道あたりの宇宙空間に漂っていた彗星の氷だという。小さい方の氷を受け取り、元の場所に戻る。この氷の成分を分析すれば、今ぼくを悩ませている問題の答えが分かるはずだ。
 もう夕方なので、荷物を取り上げて帰ることにする。学園祭で支給された帽子や靴でそのまま帰宅してよいということなので大助かりだ。途中で、一階上のフロアにいる知人たちから「劇団をなぜ辞めたのか」と詰問される。しかたなく彼らのもとへ行って、事情を説明するが分かってもらえないようだ。外に出て、電車に乗る。すると黒い学生服の恐ろしそうな男が乗り込んできて、「おまえは去年、なぜ先輩たちを置いて逃げたのか」と凄んでくる。ぼくは精一杯虚勢を張って、「それは誤解だよ。第一、ぼくは去年は最高学年だったんだ。ぼくより先輩なんかいるはずないじゃないか」と言い張りながら、急いでその場から逃げる。

投稿者 isshiki : 19:37 | コメント (0)

2022年08月25日

8月25日の夢(お風呂と郵便配達)

 森の中にお風呂ができたので、妻を誘って入りに行く。ぼくは急いで入浴し、急いで出ようとするが、妻は入るのも出るのものんびりしている。
 オフィスは長方形をしていて、対角線の位置に二つの出入り口がある。どちらも開け放たれていて、受付の女性が立ち番をしている。ぼくから離れたドアの女性が来客を知らせるしぐさをした。近い入り口の方を見ると、子供連れのおばさんたちにスタッフが対応しており、その後ろから背伸びをするようにして、郵便配達の男性がこちらを覗き込んでいる。ぼくが用件を聞くと「靴屋の上野さんはどうしました?」と言うので、「引っ越しました」と答える。さらに「じゃあ、〇〇さんは?」と尋ねてくるので、「〇〇さんはうちのちょうど裏側で、ここからは直接行けない位置にあるので、分かりません」と答える。

投稿者 isshiki : 23:00 | コメント (0)

2022年08月24日

8月23日の夢(判定する女性)

 雑誌の企画を沢山考えて、パソコンの中に一覧表として書き込む。暗い画面に白文字で浮かぶ数多くの企画案の中で、使えそうなのは多分一つだけだろう。どれが使えそうかを判定してもらうために、ぼくはある店の中に入っていく。女主人はぼくを見て、いったん店の奥に姿を消す。その間に、他の出版社の記者や編集者が何人も入ってきて、店の中は立ったまま彼女を待つ人たちでいっぱいになってしまった。みんな自分の立てた企画を判定してもらいたいらしい。女主人が再び戻ってきたとき、これらの記者たちが一斉に話しかけるのではないかと、ぼくは身構える。だが戻ってきた彼女に話しかける人は誰もいない。ぼくは企画の一覧表を見せながら「音には音楽と音楽でないものがあるけれど、空気の振動だということではどちらも同じです。それなのに音楽と音楽でない音とがあるのはなぜか、というテーマで書きたいのですが」と女主人に尋ねる。しかし彼女は「そんな企画ではだめです」と、ぴしゃりとぼくを撥ねつける。ぼくはお礼を言って引き下がる。
 外へ出て、家へ帰ろうとする。そこはどこか地方の小都市らしいが、どこだか分からない。鉄道の小さな駅があったので、路線図を見上げる。けれど、路線図も地図もこの駅の近くしか表示されておらず、どうしたら家のある駅に戻れるのか見当がつかない。

投稿者 isshiki : 15:10 | コメント (0)

2022年08月21日

8月21日の夢(畳部屋の片づけ)

 ぼくの家には二十畳敷きぐらいの、縦長長方形の和室がある。妻や死んだはずの父も手伝ってくれて、和室まわりの納戸などの片づけをし、古いタオル類などを廃棄した。終わって和室の真ん中に白い布団を敷いて寝ていると、義弟が現れて、ぼくの片づけでは不十分だと思ったらしく、もう一度納戸を開けて、残しておいたタオル類を容赦なく始末していく。その過程で、ほんの少額ずつだが、忘れていたへそくりらしい包みが三つ見つかる。ぼくも手伝いたいと思い、布団から目を上げると、割れたガラスのかけらが目に入ったので、片付ける。空襲の跡らしい。外に出ると、そこは砂浜の海岸で青空を外国の戦闘機や爆撃機がたくさん飛んでいる。ロシアの軍用機のようだ。

投稿者 isshiki : 11:05 | コメント (0)

2022年08月19日

8月19日の夢(犬が主役)

 妻と昔のテレビドラマ「家なき子」を見ている。出演時間の合計で主役を判定する機械が発明されたので、早速使ってみる。するとこの回は、ヒロインの飼い犬「りゅう」であることが表示されたので、びっくりする。

投稿者 isshiki : 16:30 | コメント (0)

2022年08月18日

8月18日の夢(新年初出勤)

 今日は新年初出勤の日だ。出社すると、二人の男性社員が大きなダンボールの箱を抱えるようにして「やっとできた」と言っている。棺桶のようにも見える形だ。二人は冬休みの間、ずっとこれを作り続けていたらしい。二人を手伝わなくて申し訳なかったなと、ちょっと気が咎める。
 タイムカードを押そうとすると、タイムカードがぺらぺらの薄い紙に変わっていて、しかもゴムバンドで束ねてある。みんな自分のカードが探しにくいと文句を言っている。ぼくも自分のカードを探すが、結局見つからない。年賀状の束もある。だが、ぼく宛に来ている年賀状は僅かだ。その中に既に死んだ人からのものがある。年賀状を投函して、お正月が来る前に亡くなったのだと思い、悲しくなる。

投稿者 isshiki : 23:08 | コメント (0)

2022年08月17日

8月17日の夢(企画書が見つからない)

 浜松のクライアントのオフィスでこれからプレゼンをする予定だ。相手は四人と聞いているので、四枚コピーをとり、打ち合わせテーブルに並べ、資料も四組山盛りに積み上げた。これで用意万端。余裕綽々で相手を待ち受けていた。
 ところが現れた相手は、プレゼンは四人でなく、十二人で受けると言う。大慌てで企画書をさらにコピーしようと、テーブルの上の企画書を探すが、資料の山に隠れて見つからない。しかたなくクライアントに「企画書がそちらにありませんか」と尋ねるが、全員「ない」と答える。やむをえない。新たに一から作り直そうと、クライアントのデスクに行き、パソコンを借りるが、もちろん作り直しなんてできっこない。途方に暮れて戻ると、打ち合わせ会場はステージのあるホールに変わっている。クライアントは「もういいよ。こちらで作ったから、あなたはそれを読めばいい」と一冊の台本を渡してくれた。見回すと八割がた席は観客で埋まっており、企画会議だかイベントだかが今から始まるようだ。そして、ぼくはその催しの司会者であるらしい。ぼくはしかたなく最前列の席でマイクを握り、つっかえつつ台本を読みながら、最初の出演者の紹介をする。最初の出演者は旧知の評論家K氏である。無事、K氏の講演が終わり、ぼくは無意識にK氏の後について楽屋へ一緒に行く。「しまった。ぼくは司会者だったんだ。舞台に穴をあけてしまう」と気づいて、ステージ前に戻ったときには、二人目の出演者の出番が終わっていて、さっきのクライアントが舞台で司会のマイクを握っている。ぼくは詫びを言って、再びマイクを受け取るが、最前列の司会席はもう別の観客に座られていたので、お願いをして空けてもらう。その頃には明晰夢に移っていて、「これは悪夢だから、夢の言いなりになることはない。目を覚ませばいいのだ」と思うが、目覚めることができない。しかたなく三人目の紹介に移ろうとすると、クライアントが「待ってください。三人目の準備ができていないんです。できるまで映像作家のS氏に話してもらってください」と言う。いきなり振られて、S氏の準備はいいのだろうか。半信半疑のままS氏にスピーチをお願いすると、意外なことにS氏は平然とステージに上がってしゃべり始めた。だが、予定の時間の半分も過ぎないうちに、彼はさっさと舞台を降りてしまった。それでも、もうぼくには心の準備ができていた。自信をもってマイクを握り直すと、会場全体に向かって「ではここで会場の皆さんに自由に発言をしていただきます。朗読でもかまいません」と言い、確信に満ちた態度で客席を見渡す。

投稿者 isshiki : 20:17 | コメント (0)

2022年08月15日

8月15日の夢(コンテストの孤独)

 今日はコンテストに参加する日なので、会社が退けたあと散髪に行き、ちょっとおしゃれをして会場に行く。コンテストに参加する人々で、既に長蛇の列ができている。長老詩人のN氏が弟子らしい若い男性を連れて、会場の前にたたずんでおり、ぼくに「参加するなら、ぼくの作品も一緒に預かってくれない?」と言うので承諾する。
 受付で番号を登録し、コの字型に並べられたテーブルの列の自分の番号の場所に作品を置こうとする。一番から順番にたどっていくが、数字はぼくの番号の前で急に飛んでしまい、自分の作品を置く場所が見つからない。隣の会場かもとれないと思い、一度外に出る。まだN氏が立っていて、「大変な混雑みたいだから、悪いから自分でやるよ」と言うので、彼の作品を返却する。隣の会場も大混雑だが、やはりいくら探しても、テーブルの列にぼくの番号は見当たらない。

投稿者 isshiki : 11:50 | コメント (0)

2022年08月13日

8月13日の夢(置き忘れた荷物)

 浜松での出張が終わり、新幹線で帰途につく。着席したとたん、新幹線のレールの上に鞄を一つ置き忘れたことに気づく。だが列車は既に駅を離れている。次の停車駅ははるか先だ。すぐにでも取りに戻りたいが、数時間後に戻っても鞄は次の新幹線に吹き飛ばされているに違いない。

投稿者 isshiki : 11:27 | コメント (0)

2022年08月10日

8月10日の夢(喫煙禁止)

 会社で執務していて、ふと顔を上げる。広いオフィスの中ほどに円卓があり、休憩所になっている。そこでもくもくと煙草をふかしている男たちがいる。ぼくは激怒してデスクから立ち上がり、怒りにふるえながら彼らに近づき、言い放つ。「この部屋は禁煙です」。喉がからからになるが、「みんなで決めたんです」と、やっと言う。
 席に戻ろうとすると、部屋の入口の床で誰かの喫みさしの葉巻が煙を立てている。「誰がこんなことをしたんだろう……」と呟きながら、拾い上げる。「あっちっちっ……」と言いながら、つまんで洗面所のシンクに捨てる。
 レストランに行く。中二階もあってとても広い。一階席からも二階席からも煙草の煙がもくもくと上がっている。一階席の喫煙客に「ぼくは心臓が弱いんです。煙草の煙を吸うだけで、脈が乱れるんです」と叫ぶ。
 レストランの隅のテーブルでカレーライスを食べていると、三十代ぐらいの科学者らしい女性が近寄ってきて、いきなりぼくのカレーの皿に話しかける。「まあ、大きくなって! すっかりかわいくなったわねえ!」 驚いてカレーの皿をよく見ると、ガガンボのような細い虫がご飯の上に乗っている。ぼくは驚くが、女性に調子を合わせて、「ほんとだ。目がきれいですね」と虫にお世辞を言う。だが女性が向こうへ行ってしまうと、気持ちが悪いので、その虫をつまんで捨てる。

投稿者 isshiki : 10:17 | コメント (0)

2022年08月07日

8月6日の夢(石の劇場)

 詩人のKくんといっしょに会社を立ち上げることになり、そのための荷物を積み込み、市バスで星が丘方面に向かう。名古屋のぼくの先祖代々のお墓のある方向だ。
 バス停で荷物を降ろすが、あまりに大量でなかなか降ろせない。しかも市バスの中はほこりだらけになっている。もう八分間も停車しているのに、運転手も乗客もみんな好意的でぼくらに文句を言わず、静かに積み下ろし作業を待ってくれる。
 まずは挨拶のため、М楽器を訪問することにする。M楽器に行くためには、巨大な岩石でできた天井の低いトンネルをくぐらなければならない。ぼくは苦しくて、とても通り抜けられないが、Мくんは軽々とそこを抜けて、М楽器にたどりつく。
 M楽器は三方を岩石でできた急斜面の観覧席で囲まれ、ぱらぱらと何人かの若い女性が岩の椅子に掛けて、Мくんと同店の社長・専務との交渉を見守っている。もう一方は四角いプールというか、池のようになっていて、そのほとりで三人は話し合っている。
 話が終わり、Kくんはプールに飛び込み、泳ぐのではなく、水中をバシャバシャ歩いて、ぼくのところへ戻ってくる。そしてぼくらの新しいオフィスができる方向(先祖代々の墓のある方向でもある)に向かって歩きながら、「喉が痛い。コロナになったのかもしれない」と訴える。

投稿者 isshiki : 11:39 | コメント (0)

2022年08月04日

8月3日の夢(人間料理)

 大きなホールで、ピアノの歴史を集大成するピアノコンサートが行われることになった。ぼくはそこで配布される記念誌を作る役目になり、参考にと大冊の英語の本を与えられた。ピアノの歴史を書いた本だという。
 開催日が近づき、主催グループの人たちが案内のチラシを配り始めた。みんなが貰いに行くので、ぼくもそれに加わり、会場でいろいろな展示を見ることにする。来場者のために食事の用意が会場の両側にされている。大きな皿にばらばらに刻まれた大蛸が盛られているが、まだ生きて動いているうえ、材料は蛸ではなく、人間の女性のような気がしてならず、とても箸をつける気にならない。
 そこへ電話が入り、女性の声で「あなたの作った記念誌が人気でほとんどなくなったから、追加の部数を送ってください」という依頼がある。

投稿者 isshiki : 16:31 | コメント (0)

8月2日の夢(響き渡る声)

 商店街の店舗の二階にぼくの自宅がある。いくつも和室が並んでいるが、壁にも床にもわたぼこりがたまっているので、いくつもあるマスクの中からきれいなデザインのものを選び、大掃除をする。玄関口の部屋に日本人一人、外国人二人の三人の女性がお客に来ている。彼女たちの会話にぼくの名前が出たので、「そういえば、お二人の展覧会が開かれているから、そこで待ち合わせましょう、と言われたことがあります」と、外国女性二人に声をかける。
 三人が畳敷きの狭い部屋に座っているので、移動するには外国人女性の足を跨がなければならない。ぼくは「エクスキューズ・ミー!」と言いながら跨ぐが、意外に大きな声を出してしまったので、自分でびっくりする。すると部屋に、姿は見えないが男性の大きな声が「そうそう。そう言わなければならないんだよ」と響き渡る。
 窓から外を見ると、フェンスの鉄柵に五円玉が引っかかっているので、手を伸ばして取ろうとするが、途中でそれが子供のおもちゃであることに気づく。箒で地面に叩き落とすと、チャリンといい音がする。

投稿者 isshiki : 16:13 | コメント (0)