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2010年07月23日

「借りぐらしのアリエッティ」日本 アニメ

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草や木々が自然に茂り、花が咲き乱れている森の中の道を行くと、古い洋館がある。
柱やドアに装飾を施された洋館の中には、調度品や食器が本物とそっくりに作られているイギリス製のドールハウスがある。
住人の祖父が幼いころに、小人を見たことがあって、その人たちに住んでもらうために作ったものだった。

心臓の手術を1週間後にひかえた12歳の少年翔(しょう)が、親戚の上品なお婆さんがお手伝いさんと2人だけで住んでいる洋館に預けられる。
第1日目に、庭の草の中にアリエッティを見つける。
身長10センチのアリエッティは、洋館の床下の調度の美しい部屋で父と母の3人暮らしをしていて、床上の人間の部屋から、角砂糖1個やティシュ1枚など生活必需品を借りて借りぐらしをしている。
鼠やカラス、コオロギやアリや猫などは彼らにとっては猛獣となる。
人間にひとたび見つかれば、彼らは住居を他に移さなければならないと言う掟がある。
イギリスの児童文学「床下の小人たち」メアリー・ノートン作が原作である。
生き残りの小人は各地に散らばっていて、家族を道案内をしてくれるスピラ―という顔に原始的な絵を描いた少年も新鮮だった。
夜、父と2人でさっそうと床上に行くアリエッティの濃いバラ色(アニメでは小豆色に近く見える)の短めのワンピースや拾ったピンの武器は美しく素晴らしかった。


アリエッティたちは、お手伝いに住居を暴かれ鼠駆除の業者に見つけられそうになるが、翔少年に助けられて危く命拾いをする。
翔少年は底の丸いヤカンの船に乗って他の土地に移ろうとするアリエッティを見送りに来る。
「君は僕の心臓の一部になった」
と心臓病の手術を受ける少年は明るい声でアリエッティに言う。
この言葉を聞いて、美しいドールハウスを見た時とは違う驚きと感動がこみあげて来て胸に迫るものが涙と共に遅い嵐のようにやってきた。

投稿者 mari : 2010年07月23日 21:18